最近の小学生に流行っている本書の危険性に警鐘を鳴らす――ってネタなので本気にしないでねと最初に断っておく。 たとえばCCさくらはコスプレの、プリキュアは格闘っ娘の素地を育む番組として白眼視されている。しかし、そうしたヲタ発見アニメの陰に隠れ、いわゆる児童書まで萌え圏が拡大されていることは、意外と知られていない。 小学6年生の織子(おっこ)は交通事故で両親をなくし、祖母の経営する旅館"春の屋"に引きとられる。そこに住みつくユーレイ少年・ウリ坊や、同級生でライバル旅館のあととり娘の真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修業を始めることに。きびしい修業の日々、失敗の連続… 負けるな、おっこ! amazon レビューおしまい。努力と友情と恋。ターゲットは女子小学生(高学年)。第1巻はお料理コンテスト対決なんて見所がある。表紙は可愛らしいし何より読みやすい。頻繁に出てくる挿絵も