ドイツ南西部のマンハイム。同国を縦断するように流れる大河・ライン川の上流に位置するこの街は大学都市として知られる。それゆえ、街の中心には学生向けの専門書店や大手書店チェーンのタリアなどがあり、どの店も読書好きの客でにぎわっている。 そんな中、この11月30日にある書店が店じまいした。それは、40年続いた「アンデェレ・ブッフラーデン」。日本語に訳すと、「一般とは趣が異なる書店」といったところだ。 ▽もうひとつの顔 同店は1977年、初代オーナーのトーマス・ブラウルさんが始めた。主に取り扱っているのは左派政治の専門書や旅行ガイドブックだが、この店には「もう一つの顔」があった。トランスジェンダー(体の性と心の性が一致しない)やゲイ、レズビアン、両性愛者の雑誌や書籍を提供するだけでなく、彼・彼女らLGBT(性的少数者)が交流できる場を提供していたのだ。 99年にトーマスさんが病死した後に、2代目オ
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