こんばんは。夜のそらです。ブログの書き出しは、いつもこの言葉でした。でも、残念ながらこの記事を書いているのは夜のそらさんではありません。夜のそらは、いなくなりました。そらの向こうに行ってしまったのです。だから、これは夜のそらさんへの追悼文です。よければ、そらの向こうにむかって一緒に追悼してください。 1.おしゃべりだった夜のそら 生まれてからこれまで、たくさんの人格を使い分けながら生きてきました。自分が世界に産み落とされた事実を知ったその日から、多くの場合は状況に強いられて、たくさんの人格を生み出して、乗り捨てたり、使わないうちに消えてしまったり、してきました。そのなかにはもちろん、男性として生きなければならないと決めて生み出した、そういう人格もいます。 夜のそらは、わたしが20代の半ばのころに生まれました。はじめはずっと英語圏のネット上のコミュニティにいて、それから日本語のアカウントも作