大学に「過保護者」急増 入学式は満杯、就職相談に同伴2008年5月24日10時36分印刷ソーシャルブックマーク ある大学の入学式。スタンドの保護者席は満杯状態に=東京都千代田区の日本武道館、山本写す 大学生の入学から授業、進級、就職など、過剰なまでに干渉する「過保護者」が目立っている。大学教職員の多くは、近年に急増したと言う。だが「子離れ不全」として放置できなくなった。大学間の生き残り競争が激しくなる中、各校は保護者サービスにも腐心する。 「子どもはきょう、休むので先生に伝えてください」「板書の字がよく見えないそうだ。善処して」 大都市圏にある私立の9大学に、父母からかかる電話の内容を聞いたところ「過保護な質問や依頼が増えた」と感じる職員が多かった。 そばに学生がいると分かるのに、母親がもっぱら聞く。父親からの電話も多い。 間接的に聞いた教員の冗談を真に受けて抗議したり、学長に改善要求の直