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ブックマーク / www.akishobo.com (4)

  • 戦争と移民とバスタオル - タイ篇1・旧泰緬鉄道とヒンダット温泉 | ウェブマガジン「あき地」

    ▼安田浩一 ジャングルの秘境・ヒンダット温泉 その温泉は、ジャングルの中にあった。 分厚く茂った熱帯雨林の間を縫うように清流が走り、川際に沿ってコンクリートで仕切られた大きめの浴場がふたつ、ぽかんと口を開けている。何の飾り気もない、野趣に富んだ河原の露天風呂だ。 ヒンダット温泉──タイ中部の街・カンチャナブリーからバスに揺られて約3時間。ミャンマー国境近くに位置する天然温泉である。 頭上で鳥がさえずる。川のせせらぎが響く。樹々が香る。金粉でも振りまいたかのような南国の強い日差しが、温泉場全体を踊るように照らしていた。 すでに先客たちが弛緩しきった表情で湯に浸かっている。大自然に溶け込んでいる。気持ちいいだろうなあ。一刻も早く汗染みのできたシャツを脱ぎ捨てて、湯の中に飛び込みたくなった。 さあ、温泉が待っている。湯けむりが呼んでいる。 極楽は目の前だ。 「死の鉄道」に揺られて 温泉にたどり着

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    kamayan
    kamayan 2020/05/29
  • 亜紀書房 - 愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界

    内容紹介 心臓は三つ、退屈が大嫌い、生涯で一度だけ恋をする。 私はタコ。あなたは誰? タコほど人間とかけ離れた動物はそうそういない――タコについて専門的な知識もほとんどなかった著者は、ある日ボストンの水族館で1匹のタコと出会う。アテナ、オクタヴィア、カーリー、カルマ……個性豊かなタコたちと、八の腕と吸盤を通して交流を重ねるうち、著者は他者なるものが持つ「もうひとつの知性」の可能性を感じ始める。 愛すべきタコたちと彼らを取り巻く人々との思い出を綴った、2015年全米図書賞・ノンフィクション部門最終候補作。 カバーイラスト:望月ミネタロウ 【書評・メディア情報】 信濃毎日新聞(3月19日)/短評 京都新聞(3月26日)/短評 朝日新聞(4月2日)/書評(宮田珠己氏・エッセイスト) 大分合同新聞(4月9日)/紹介 週刊ダイヤモンド(4月15日号)/紹介(瀬名秀明氏・作家) 著者紹介 サイ・モン

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    kamayan 2017/02/16
  • 「新自由主義」の妖怪 - 新自由主義という「段階」?  稲葉振一郎 | ウェブマガジン「あき地」 2015.9.30

    これから「新自由主義とは何か?」という題目でしばらくお話をしたいと思います。 この題目は亜紀書房さんの方からいただいたもので、私自身としてはこの題目、ことに「新自由主義 neo liberalism」という言葉を使うことに何がしかの戸惑いやためらいがないわけではありません。どういうことかと言うと、この言葉多分に実体がない――具体的にまとまったある理論とかイデオロギーとか、特定の政治的・道徳的立場を指す言葉というよりは、せいぜいある種の「気分」を指すもの、せいぜいのところ批判者が自分の気に入らないものにつける「レッテル」であって「ブロッケンのお化け」以上のものではないのではないか、という疑いがどうしても抜けないからです。 この問題については拙著『「公共性」論』(NTT出版)で簡単に論じましたので、個人的には「もういいか」という気持ちもあったのですが、今回少し気分を変えて、新しい角度からこの問

    「新自由主義」の妖怪 - 新自由主義という「段階」?  稲葉振一郎 | ウェブマガジン「あき地」 2015.9.30
    kamayan
    kamayan 2015/10/01
  • メメントモリ・ジャーニー - メレ山メレ子 × 岸政彦「これが自由だ」――『メメントモリ・ジャーニー』刊行記念対談 | ウェブマガジン「あき地」

    イベントタイトルの「これが自由だ」は、岸さんは『メメモジャ』の連載第1回を読まれてTwitterに書かれていたひとこと。岸さんとメレ山さんにとっての「自由」とは――この春から新たな生活をスタートさせた方もいらっしゃると思います。そんな方の背中をそっと押してくれるような、人生における自由についてのお二人のお話です。 【ゲスト・岸政彦さんプロフィール】 岸政彦(きし・まさひこ) 社会学者。1967年生まれ、大阪在住。沖縄社会論、生活史方法論などを研究。主な書著に『同化と他者化──戦後沖縄の土就職者たち』(ナカニシヤ出版)、『街の人生』(勁草書房)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社・紀伊國屋じんぶん大賞2016受賞)、『質的社会調査の方法──他者の合理性の理解社会学』(有斐閣・共著)、『ビニール傘』(新潮社・第156回芥川賞候補)など。 岸政彦(以下、岸) いきなり題に入りますが、ぼくは

    メメントモリ・ジャーニー - メレ山メレ子 × 岸政彦「これが自由だ」――『メメントモリ・ジャーニー』刊行記念対談 | ウェブマガジン「あき地」
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    kamayan 2015/08/22
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