東京電力福島第一原発事故で放出された放射性プルーム(放射性雲)をめぐり、2度にわたって関東・東北地方に広く拡散していった様子が、各地に設置されていた大気汚染の測定局で採取した試料を解析した結果、改めて確認された。 今回のデータは、PM2.5などによる大気汚染の状況を計測するために、全国の都道府県が設置している大気汚染監視システムのうち、福島県をはじめ、宮城県、岩手県、茨城県、千葉県など9都県の91地点にある測定局の測定用ろ紙に付着していた試料を解析したもの。事故直後の2011年3月12から23日にかけて大気中に拡散していたセシウム137と134の1時間ごとの濃度を調べた。 その結果、3月15日と21日をピークに、放射性プルームが東北南部や関東に向けて、幅広く拡散していたことが改めて確認されたほか、3月16日午前中、茨城県南東部沿岸地域と千葉県北東部沿岸地域でセシウム137の濃度が上昇してい
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