正月を過ぎて間も無い休日、畠山記念館で「季節の茶道具取り合わせ」展を観た。 http://www.ebara.co.jp/socialactivity/hatakeyama/ ゲストのいづつやさんのブログで紹介されていた本阿弥光悦作・赤楽茶碗 銘「雪峯」をどうしても見たいと思ったからだ。 新春の余韻が漂う静かな午後だった。こじんまりとした展示室には客もまばらで、ひとつひとつの茶道具をゆっくりと眺めることができた。富士山の形をした不思議な仁清の香炉、志野の和らぎのある肌が印象的な四方火入…と、目を惹く茶道具が整然と並んでいる。その中に素朴でありながらなんとも形の良い入った灰器があり、立ち止まってしみじみ観ると、何と楽長次郎作だった。素焼きのほっこりとした柔らかさと煤けた色合いが、そのやや丸みを帯びた広口の器を懐かしいものにしていた。多分、私は長次郎の作が好きなのだと思う。出光美術館で観た黒楽
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