ブラザー工業は8月24日、シースルー型ヘッドマウントディスプレイ「AiRScouter(エアスカウター)」を製品化し、事業展開すると発表した。NECの現場業務向けウェアラブルコンピュータ「Tele Scouter」のディスプレイとして採用が決定しており、今秋にも出荷を始める。出荷台数および目標販売台数は非公表。 AiRScouterは、実際の視野に電子機器からの画像を重ね合わせるメガネ型ディスプレイ。メガネに内蔵した高精細(800×600ピクセル)カラー液晶パネルの画像を、ハーフミラーを介して目に投射することで、視野を妨げない半透明の画像表示を実現する。1メートル先の16インチ画面に相当する視認性を実現したとしており、「12ポイントの細かい文字まで視認でき、マニュアルなどの文書確認にも適している」のが特徴。映像を見ながら両手での作業が可能になり、工場での組み立て作業といった現場業務の支援に