今回は、攻撃の新しい手法や観点に関するブログを3つ紹介する。まずは、遠隔操作を可能にするリモートアクセス型トロイの木馬(RAT)について。トレンドマイクロが、「BKDR_RARSTONE.A」として検出するRATを確認したとしてブログで報告した。 同社は2012年、大きな話題になったAPT(Advanced Persistent Threat)攻撃に使われていたRAT「PlugX」について報告した。その際、PlugXの、実際の実行ファイルを投下するのではなく、直接バックドア型実行ファイルをメモリーに読み込むことで、不正コードを隠して検出に引っかからないようにする機能に言及した。BKDR_RARSTONE.Aはこれと同様の機能を持つうえ、独自の手口を備えているという。 トレンドマイクロは、特別に細工されたDOCファイル(「TROJ_ARTIEF.NTZ」として検出)を含むスピアフィッシングメ