ニコニコ動画の運営などで知られるドワンゴが、「C++の啓蒙」だけを仕事とする社員を雇ったそうだ(本の虫:ドワンゴに入社した)。 経緯はこのブログに詳細に書かれているが、当初はドワンゴ主催の勉強会のスピーカーとして招かれ、その後数回のやり取りのあとに雇用のオファーがあったという。ドワンゴではバックエンドにC++を使っているそうだが、それらの開発などには一切関係せず、業務としては勉強会やブログによるC++の啓蒙、標準化会議や国際会議への参加などになるそうだ。 「不自由なソフトウェアを使いたくない」「不自由なソフトウェアを書きたくない」という要望もドワンゴ側は許してくれたという。海外では企業がオープンソースソフトウェアの開発者に対し、自社業務に関係なく雇用するという例はあるが、日本では珍しい。