「島流し」は誤解? パソナ1200人の淡路島移転、副社長に疑問をぶつけた:本社機能を分散(1/4 ページ) 人材派遣大手のパソナグループが、東京にある本社機能の一部を淡路島に移す。経営企画、総務、財務経理、広報などに従事する約1800人の中から約1200人を、2023年度末までに段階的に移す予定だ。9月頭にこの計画が発表されると、ネット上には驚きや心配の声があふれた。 中には「島流しでは?」といったネガティブな意見も目にするが、筆者がパソナの“中の人”にインタビューをして感じた、ポジティブな面にも光を当てたい。働き方を含め、あらゆる価値観が大きく変化したコロナ禍で、CSR(企業の社会的責任)が求められる大企業のあるべき姿を実践している部分も多々あるのではないか、ということだ。 パソナグループ副社長執行役員の一人で、本部移転プロジェクト副総本部長を務める渡辺尚氏に、このプロジェクトが目指すと