Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏が米連邦議会議事堂に姿を見せるのは珍しいことではなくなったが、11月に行われた同氏の議会証言は、これまでと様子が違っていた。ダークスーツに青いネクタイを着用していたが、フラッシュを焚くカメラと大勢の人々に囲まれた上院の建物の中で座っていたわけではない。カーテンと鉢植えの前に座って、ビデオで登場したのである。 新型コロナウイルスの世界的大流行や米国の大統領選挙、人種差別への反発によって、2020年はFacebook(および他のあらゆるソーシャルネットワーク)にとって混沌とした1年になり、同社は誤情報という慢性的な問題に悩まされた。2020年はFacebookにとって、これまでになく大きな試練の年となった。同社の対応にすっかり満足している人はいないようだ。 Richard Blumenthal上院議員(コネチカット