平成28年3月4日付日本経済新聞に、平成28年度都立高等学校入学者選抜学力検査問題理科の大問3の問1に関し、科学的に矛盾しているとの識者の声を紹介する記事が掲載されました。 この件に関する都教育委員会の考え方と対応は以下の通りです。 【考え方】 この問題は、設問中の図1と図2の観察結果を踏まえ、図3で示した地球上の観察位置から、火星、金星、月の位置関係を読み取る問題である。 図3に示した各天体を正確な縮尺で表すと、天体間の距離を含めて正しく表現できないことから、図3のように模式的に表すとともに、問題文の中に、「図3は,~模式的に表したものである。」との表記を付記した。 月が図1のような位置や形に見えるとき、地球と月の位置関係は、図3に示したようになる。なお、受検生が中学校で学んだ知識などを活用して、図1のような位置関係で図2のようになる図3の金星の位置を確実に選択できるようにするために、