ある人と同じモノを使っているのに、それが全く違うモノに見えた事はあるだろうか。 昔の通販なんかは、わりとよくあった。 中でも一番ひどかったのはトランペット。 映像ではすごくカッコよく演奏しているのに、3日でキミもこうなれるってガイジンのおっさんは言ってたのに、家に届いて箱を開け20年が経過した今でも、マウスピースすらまともに鳴らない。 親父にあげたら、2日で鳴った。 完璧にその人のコピーなんか出来ない事はわかっていても、真似をしたくなるのは、きっとそこに憧れがあるからだ。 それを、カッコつけると言うのだろう。 例え”似非”だとしてもいい。 それがいつしか自分の中に太い基礎の様なモノになり、少しずつ実りになっていくとしたら、どんなに楽しいだろう。 トランペット以外で。 ______________ 初めての就職先は、機械を販売する会社だった。 ちょっとマニアックな分野なので説明は割愛するけど
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