アクセンチュアは全社員に対し、2025年6月1日から顧客先もしくは自社オフィスへの週5日のフル出社を求めることが日経クロステックの取材で2025年4月16日までに分かった。同社は2023年10月から週3日の出社を強く推奨する方針を設けていたが、今回のルール変更で社員はさらなる出社が求められる。

アクセンチュアは全社員に対し、2025年6月1日から顧客先もしくは自社オフィスへの週5日のフル出社を求めることが日経クロステックの取材で2025年4月16日までに分かった。同社は2023年10月から週3日の出社を強く推奨する方針を設けていたが、今回のルール変更で社員はさらなる出社が求められる。
中日本高速道路(NEXCO中日本)の管内で2025年4月6日未明から発生した自動料金収受システム(ETC)のトラブルは4月7日午後2時、約38時間ぶりにひとまず落ち着いた。システムに応急措置を施し、ETCでの料金収受を再開した。 システム障害は、NEXCO中日本など高速道路各社が2025年7月に導入を予定する、新しい深夜割引に向けたシステム刷新の過程で発生した。引き金を引いたのは、新しく追加したシステムで本来一致すべきデータが一致しない事象が発生したためだった。このデータ不整合により、多くの料金所でETCが正常に動作しなくなったという。 しかしなぜデータ不整合が発生したかは現在も不明で、原因究明と本格復旧の作業が続いている。当初の原因とみていた前日のソフトウエア更新作業は直接の理由ではなかった。現在は人手によるデータ操作で暫定的にデータの整合を取る応急措置を続けている状態だ。 中継システム
「プッチンプリン」をはじめとする江崎グリコのチルド食品が店頭から姿を消した。2024年4月3日に実施した基幹システムの切り替えでトラブルが発生。同社が物流・販売を請け負っていた他社製品を含め、一部商品を出荷できなくなった。同月18日に出荷を一部再開したものの、トラブルは終息せずに再び出荷を停止。システム障害の影響で、当初業績予想より売上高を200億円程度押し下げるとみる。 「スーパーにもコンビニにも『プッチンプリン』が見当たらない」「『カフェオーレ』を長年愛して飲んでいるが、どこの店舗も販売休止中だ」――。2024年4月中旬、X(旧Twitter)で、このような投稿が相次いだ。 江崎グリコの看板商品が店頭から姿を消した理由は、システムトラブルによるものである。同社は2024年4月3日、基幹システムの切り替えを実施した。旧システムを独SAPのERP(統合基幹業務システム)パッケージ「SAP
iPadをiPadOS 17以降にアップデートすると、映像信号をUSB経由でやり取りする「USB Video Class」(UVC)規格に対応する。iPadに特別なドライバーをインストールしなくても、ゲーム機やパソコンの外付けディスプレーとして使えるようになる。 今回はこのUVCを使って「12.9インチiPad Pro」を「Nintendo Switch」(以下、Switch)の外付けディスプレーにする方法を紹介しよう。 HDMIキャプチャーボックスが必須 iPadOS 17以降では、ゲーム機やパソコンのHDMI端子から出力された映像信号を、iPadのUSB Type-C端子に入力できる。前述のように特別なドライバーは不要だが、「HDMIキャプチャーボックス」(以下、キャプチャーボックス)と呼ばれる装置が必要になる。 HDMIキャプチャーボックスは安いもので3000円程度、高いものでは数万
米Google(グーグル)が2024年2月1日に適用を開始した「メール送信者のガイドライン(Email sender guidelines)」が奏功している。メールセキュリティーベンダーであるTwoFiveの調査によれば、日経平均株価を構成する上場企業225社の送信ドメイン認証「DMARC」導入率は85.8%に急増したという。メールのセキュリティーレベルは確実に向上し、迷惑メールや悪意のあるメールによる被害を防ぎやすくなっている。 DMARC導入状況を定点観測 メール送信者のガイドラインでは、Gmailアカウント宛てに1日当たり5000件以上のメールを送る企業などに対して、送信ドメイン認証「SPF」「DKIM」及びDMARCの全てに対応することを求めている。このうち、最も導入率が低いとされるDMARCへの対応が進むかどうかが注目されている。
金沢21世紀美術館は人気作品「スイミング・プール」の待ち行列を改善するため、リクルートが提供する受け付け管理アプリの「Airウェイト」を導入した。1時間ごとに設定された入場時間枠から希望の枠を指定して予約する。順番が来ると、メールやLINEで呼び出しがかかる仕組みだ。 長いときは180分待ちのアナウンスをするほどの行列ができていたが、導入後は5分程度に激減した。2023年5月の新型コロナウイルス感染症5類移行に伴い、40~70人程度に抑えていたスイミング・プール地下部への1時間当たりの入場者数を100人に拡大。5類移行後初めての夏休みなど来場者の多い時期を問題なく乗り切ったという。観光客の時間の有効活用や館内の雰囲気の改善、スタッフの負荷軽減などにつながっている。 金沢21世紀美術館にある人気作品「スイミング・プール」。アルゼンチン出身の芸術家レアンドロ・エルリッヒ氏の作品。プールの地下部
「Mac mini」は上から見ると19.7cm×19.7cmの角丸正方形で、高さが3.58cm(スペックシート上)のデスクトップ型Macだ。パッケージには本体と電源ケーブルしか入っていない。ディスプレーやキーボード、マウスなどのポインティングデバイスは、ユーザーが好きなものを用意する。 比較的安価である点や、組み合わせの自由度の高さ、買い替え時は本体だけで済む手軽さなどの理由から人気のMacだ。 2023年2月にラインアップがアップデートされ、米Apple(アップル)製チップ(Appleシリコン)である「M2」あるいは「M2 Pro」が搭載された。 今回はM2搭載モデルを試用する機会を得た。筆者が以前からメインマシンとして使っている「MacBook Air」も同じくM2を搭載しているので、両者の比較を交えてリポートしたい。 M2搭載で前モデルよりも安価 今回入手したMac miniは標準構
KDDIは2022年7月4日午後8時、携帯電話回線の通信障害について2度目の記者会見を開いた。吉村和幸執行役員専務技術統括本部長は、音声通信を中心に通信障害が長期化した理由として、全国に18台あるVoLTE交換機のうち6台が加入者データベース(DB)に対して本来必要でない過剰な信号を送出していたことを明らかにした。 7月2日午前1時35分に発生した一連の通信障害を巡っては、コアルーターの新旧入れ替えにより音声トラフィックが15分間不通となったことを皮切りに、VoLTE交換機や加入者データベースの輻輳(ふくそう)、加入者DBとVoLTE交換機の間のデータ不一致といった事象が相次いで発生した。同社はこれらの解消策として7月3日午後5時30分にかけて、無線設備に対して50%の流量制御をかけしつつ、パケット交換機の切り離しとセッションリセットなどを順次実施した。これによって復旧作業が完了し、輻輳が
「iPhone 13 miniのお客様負担額が○円」――。最近、このようなポスターを家電量販店などでよく見かけるようになった。金額が1円の場合もあれば23円や24円などの場合もある。お客様負担額ではなく「支払総額」と表記しているポスターも見受けられる。内容に多少の違いはあるが、ともかく価格が度外れて安いことに変わりはない。SNS(交流サイト)でも、どの店で安売りしていたかを知らせるつぶやきが多数投稿されている。 iPhone 13 miniは、米Apple(アップル)が2021年9月に発売した機種である。画面サイズはiPhone 13シリーズ最小の5.4インチだが、最新プロセッサー「A15 Bionic」を搭載しているなど性能面は他機種と遜色ない。 執筆時点(2022年2月14日)の販売価格を確認したところ、最も安い128GBモデルはApple Storeで8万6800円(税込み、以下同)
ソフトバンクは2022年2月15日、社用メールアカウントでパスワード付き圧縮ファイル(暗号化添付ファイル)の利用を廃止すると発表した。同日午後3時以降、暗号化添付ファイルを含むメールを受信した場合には、添付ファイルを自動で削除している。3月以降は、送信メールに対しても同様の措置を取る。 狙いは「Emotet(エモテット)」などのマルウエアへの対策だ。Emotetの主要な感染媒介としてメールの添付ファイルがあるが、暗号化されていた場合にはセキュリティーチェックが困難になる。これまで同社でもEmotetに感染させる目的とみられるメールを受信していた。 Emotet流行の要因の1つに「PPAP」があるとみられている。PPAPは、暗号化したファイルをメールに添付して送った後、別のメールで解凍パスワードを送るファイル共有の手法だ。セキュリティー面の効果がほとんどないことから官公庁や企業で廃止が進んで
東京都港区芝浦1丁目に、地下1階・地上9階建ての積層型学校が誕生する。2022年4月に開校する「港区立芝浜小学校」だ。高さは約55m、建物の平面サイズは約64m×約23m。
もはや日本企業というか、日本人の文化的、性格的な欠陥かもしれないな。これを是正できなければ、日本は世界で進むデジタル革命の波に乗り遅れ、あと10年、20年もたてば本当に後進国に転落してしまうかもしれない。別に何も特別な話ではない。たとえ日本を代表するような大企業の中であろうと、平気で部署単位の「ムラ社会」を作ろうとする、日本人の「小さくまとまろうとする」メンタリティーの話である。 そう言えば「日本企業とは勝手にやっている現場の集合体である」と喝破した人がいた。まさに言い得て妙である。とにかく日本人は「勝手にやっている現場」を作り出すのが大好きだ。そして日本企業の経営者は、「勝手にやっている」ことをもって「我が社の現場力の発露」などと持ち上げて、お墨付きを与えてしまう。その結果、日本企業はあちらでもこちらでも、勝手にやっている現場だらけになる。まさに「ガバナンスって、どこの国の話?」である。
iPhoneをはじめとするスマートフォンが登場して間もなくの頃、バッテリーの使用時間を延ばすために、外出時はモバイル回線のみをオンにして、Wi-FiやBluetooth、位置情報サービスなどの通信機能をオフにするという方法があった。通信機能をオフにして不便になるくらいなら普通に使ってこまめに充電するほうがよいと思って、筆者自身は真剣に試したことは無かった。だが、各パーツの省電力化が進んだ現在、この方法はどのくらい効果的なのだろうか。長いゴールデンウイークを利用して調べてみた。 各通信機能のオン/オフを組み合わせた幾つかのパターンで、充電量が100%からどのように減るかを実際に測定した。iOSに搭載されている「低電力モード」とも比較。かなりの手間だった。 各種通信機能をオン/オフする方法を確認 「モバイルデータ通信」をオフにしたり「機内モード」をオンにしたりすると、携帯電話回線でデータ通信を
欧州、中東、中央アジアの一部を管轄する地域インターネットレジストリであるRIPE NCC(Reseaux IP Europeens Network Coordination Centre)は2019年11月25日、IPv4アドレスが完全に枯渇したと発表した。使用可能なプールに残っていた最後のIPv4アドレス(アドレスブロックのサイズは/22)を割り振ったという。 IPv4アドレスは32ビットしかないため、割り振りを続けていると、ある時点で枯渇することは予想されていた。この問題を解決するため、広大なアドレス空間を持つIPv6が登場したという経緯がある。 RIPE NCCは、全世界のIPアドレスを管理しているICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)からIPv4アドレスを割り振られ、それをインターネットサービスプロバイダ
九州電力の通信子会社QTnet(福岡市)のデータセンターで障害が発生した問題について、2019年11月26日に停電の原因が判明した。11月23日朝、電源設備の更新作業中に通常時の電源が遮断したことで予備電源に切り替わったが、電源の切り替え時に作動する無停電機能を外して作業していた。その結果、7秒間ほど電源が停止し、利用各社のシステム障害につながった。 今回の障害で、事業継続を安定させる目的で使うはずのデータセンターに、想定外の盲点があると明らかになった格好だ。QTnetによると、影響を受けた約260の企業・自治体の中で、2019年11月26日10時時点で22社が復旧できていないという。 今回の障害の影響で、クレジットカードの楽天カードやスマホQR決済の楽天ペイが11月23日朝に利用できなくなった。楽天ペイは11月25日朝に一時的に使えなくなったり、楽天カードは現在も一部機能が利用できなかっ
セブン&アイ・ホールディングスが提供するスマートフォンアプリ「オムニ7アプリ」のものとみられるソースコードが2019年7月中旬までGitHubで公開状態にあったことが分かった。誰でも見られる状態で事実上の流出と言える。現在は公開を停止している。 オムニ7アプリは決済サービス「7pay(セブンペイ)」の不正利用で問題になった「セブン-イレブンアプリ」などと同様、セブン&アイのグループ共通IDである「7iD(旧オムニ7会員ID)」でログインして使う。同社グループの各種EC(電子商取引)サービスを利用できる。 なぜかNTTデータMSEが公開停止を申請 当該ソースコードは2015年夏までに作成された、開発初期のものとみられる。日経 xTECHは2019年7月上旬時点でソースコードがダウンロード可能だったことを確認している。その後、著作権侵害コンテンツの削除をサイト管理者に求める「DMCA(Digi
1994年に発売された大人気ゲーム「ファイナルファンタジーVI(FF6)」(スーパーファミコン版)をやりこみ、2019年になっても未発見の「バグ」を見つけ出し続けている人がいる。ここ数年、熱心なゲームファンを何度も驚かせているのが、「エディ」のハンドルネームで知られるプレーヤーだ。必須のイベントをクリアせずに先に進める方法を見つけ出し、毎年のようにゲームクリアまでの「歩数」の最少記録を更新している。 本記事でいうバグとは、ゲーム開発者が意図していなかったと推測される仕様を含む。特別な操作をすると通常とは異なる挙動となり、いわゆる「裏技」が可能になる。 FF6スーパーファミコン版はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が開発したロールプレイングゲーム(RPG)で、美しいグラフィック、ドラマチックなシナリオ、完成度の高いゲームシステムが好評を博し、全世界で約340万本の売り上げを記録した。人気
セブン&アイ・ホールディングスが決済サービス「7pay(セブンペイ)」の不正利用を受けて外部のIDからアプリへのログインを一時停止した措置について、原因となった脆弱性の一端が明らかになった。日経 xTECHの取材で2019年7月12日までに分かった。外部IDとの認証連携機能の実装に不備があり、パスワードなしで他人のアカウントにログインできる脆弱性があったという。 同社は2019年7月11日午後5時、FacebookやTwitter、LINEなど5つの外部サービスのIDを使ったログインを一時停止した。「各アプリ共通で利用しているオープンIDとの接続部分にセキュリティー上のリスクがある恐れがあるため」(広報)としている。 この脆弱性は、不正利用が判明した後に外部からの指摘で明らかになったもので、セブン&アイのグループ共通ID「7iD」の認証システムに存在した。外部ID連携機能を使っている人のI
個人が記事や写真、動画などを発信し、販売できるコンテンツプラットフォーム「note」が存在感を増している。2014年に開始したnoteは2019年1月に月間利用者数(MAU)が1000万人を超えた。 2年前と比べて10倍、1年前と比べても3倍に伸びている。noteを運営するピースオブケイク(東京・港)によると、1日の記事投稿数は1万件を超えるという。 サービス利用者の急拡大に応えるため、同社はアクセス数に耐えるべく継続的にインフラを改善したり、ユーザーがより簡単に投稿・閲覧できるようにUI(ユーザーインターフェース)を改良したりしている。加えて、2019年3月に開始した企業向けサービス「note pro」のような新サービスの開発も手掛けている。 3年前まではエンジニア4人ほどで開発・運用していたが、サービス利用者の伸びとともにエンジニアを増やし、現在はエンジニア15人、デザイナー4人の体制
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