JR北海道は、来年3月16日のダイヤ改正で全席指定席化する四つの主要特急について、従来の割引切符の販売を廃止する。インターネット予約サービス「えきねっと」の割引を拡充し、早期予約を促す。ただ、ネット経由でしか割引を受ける機会がなくなるため、スマホやパソコン操作が不慣れな人にとっては、負担が増す制度変更となりそうだ。 自由席をやめ全席指定席化する特急は北斗(札幌―函館)、すずらん(同―室蘭・東室蘭)、おおぞら(同―釧路)、とかち(同―帯広)。これらについて往復割引やオプション特急券など従来の割引切符の販売をやめ、割引はえきねっとで購入する方式に統一する。 これまで自由席を利用してきた乗客は、指定席との料金差額の約500円分が新たな負担になる。さらに、割引を受けるには必ずネットで事前申し込みが必要で、えきねっとに登録しなければ事実上の値上げになるケースも出てくる。