先日The Bridgeで『給与を公開して企業運営の透明性を高める「オープン・サラリー」という考え方』という記事が掲載され、アメリカで「オープン・サラリー」制度を導入し、給与を公開して透明性を高め信頼感やチームワークに役立てようとしている会社が増えていることが報告された。 同僚の給料を知ることが仕事に対する態度にどのような影響を与えるのだろうか?本当に仕事に対するやる気が出るのだろうか? カリフォルニア州は、2008年3月に全ての州職員の給料をインターネット上で公開し始めた。米カリフォルニア大学バークレー校のデビッド・カード教授らは、カリフォルニア州の州立大学の職員の一部に給料公開サイトのリンクをメールで送って知らせ、その3—10日後、給料公開サイトのリンクをメールで受け取った職員と受け取らなかった職員の両方に対してアンケート調査を行った(論文のリンク)。アンケート調査の結果によると、給料
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