2006年10月、エヌ・アンド・エフ社とトエミ・メディア・ソリューションズ社が共同開発した「ガラス製」のCD、「Extreme Hard Glass CD」が発売されました。 1枚98,700円という驚きの価格も手伝ってか、テレビや新聞でも取り上げられ、話題となりました。 その後も、オーディオマニアの間では、今もなお、音質に関する議論が交わされ、噂の絶えない気になる存在です。 今回は、ガラス製CDのご紹介と、実際の使用感や音質についてレポートします。 ガラス製CDとは? まず、ガラス製のCDについて、概要をご紹介しましょう。 そもそも市販の音楽CDは、音楽データを記録した記録層(金属)を、ポリカーボネイトでサンドイッチした構造になっています。 ガラス製のCDは、このポリカーボネイト部分を、光学強化ガラスに置き換えたものです。 ポリカーボネイト製に比べ、データを読み取るレーザー光の通りが良く