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ブックマーク / kanehiro-sakae.hatenablog.com (6)

  • 哀愁の追分 - ささやかな幸せを求めて

    江差の考察 ♪大島小島のあい通る船はヤンサノエー 江差通いかなつかしや 北山おろしで行く先ゃ曇るネー 面舵頼むよ船頭さん ♪ 読者諸兄には殆どなじみのない歌詞だと思うのだが、これぞ民謡の王様と称される「江差追分」前唄の一節である。 この歌詞を見て大きく頷き、膝を打ったそこの諸兄はかなりの「民謡通」と見ましたが如何でしょうか? 「正調・江差追分」は歌い継がれ分化し、民謡界の巨人となった。 父がまだ家長として現役を張っていた頃、親類縁者が集った小宴で十八番(オハコ)にしていたのがこの「江差追分」であった。 人は十八番と称して、宴たけなわで披露したがるのであるが、母に止められ、祖母にたしなめられして、どんどん先送りになり、胡坐をかいた父が意を決し、うつむき加減に「♪大島小島・・・」と始めると、それがお開きの合図となるのであった。 身体を前後に揺らしながら、皺枯れた声で唄う父の江差追分は、子供心

    哀愁の追分 - ささやかな幸せを求めて
  • その言い方は無いでしょ~! - ささやかな幸せを求めて

    物は言い様の考察 目下「ぬか床」の育成に夢中である。 近年の発酵ブームに乗り「無印良品」でも特設コーナーを設えるほどの大ヒット商品となっているのが「発酵ぬか床」である。 やや硬質のビニール袋に、既に「発酵済みの糠」が入っていて、好きな野菜を入れたら、チャックを締めてそのまま冷蔵庫へ。 キュウリなどは半日もあれば程よく酸味を湛え、どこに出しても恥ずかしくない、立派な「ぬか漬け」となる。 暗闇で何十億とも知れぬ「乳酸菌」が手をつなぎ、励ましあい、力を合わせて懸命に「発酵」に勤しんでいると思えば愛おしくさえあるのだ。 ぬか床と言えば、臭くて、ニチャニチャした「気持ちの悪い物の頭目」であったが、現代版のぬか床は「臭くない」のである。 私が少し目を離した隙に、技術の日進月歩は「糠業界」にまで及んでいたのであった。 しかし、如何な日進月歩を果たしたと言え、うっかり人前で『なかなか可愛いですよ』なんて言

    その言い方は無いでしょ~! - ささやかな幸せを求めて
    kamisamachang
    kamisamachang 2021/07/10
    お疲れさまでした。明日は日曜日ゆっくりと休んでくださいね、
  • 忘却無用! - ささやかな幸せを求めて

    我利我利の考察 夏は「ガリガリ君」が旨い。 ガリガリ君と言えば、ご存知埼玉の星「赤城乳業」が製造する、氷菓界の巨人である。 さまざまな味のバリエーションを揃えながらも、いまだに一70円という価格を維持し、国民の負託に応えようという「公の心」を宿した「君子」でもある。 発売から30年、年間の販売数は「4億8千万」。 なんと国民一人当たり年間「4」を口にしている、まさに日の夏を象徴する「国民」と言えよう。 「ガリガリ」と書くと、とても爽やかな話題となるが 「我利我利」と漢字をあてた途端に、にわかに風向きが怪しくなるから不思議である。 この我利我利は、後に「亡者」を従え、『他人の事はお構いなく自己の利益だけを求める人』を指す言葉となる。 夏はガリガリ、冬はネギ。渋沢栄一の故郷深谷市は美味いものあるっぺよ~ 「我利我利亡者」と言えば、先頃中國共産党が「結党100周年」を迎えたらしい。

    忘却無用! - ささやかな幸せを求めて
    kamisamachang
    kamisamachang 2021/07/04
    ガリガリ君夏に美味しいですよね
  • 穴が有ったら入ってなさい! - ささやかな幸せを求めて

    劣化の考察 「劣化」が止まらない まさに大崩落である。 また訳の分からない事を言い出したと訝(いぶか)る諸兄の前に、間もなく「猛烈劣化」の正体が明かされる。 長きにわたり日の行政を支えてきた、優秀な公務員諸氏であるが、ここに来て「King Of 公務員」とも言える「キャリア官僚」の劣化が止まらないのである。 1936年に建立された国会議事堂 「伏魔殿」かはたまた「希望の府」か。 日、事もあろうに立法府の総山である「国会議事堂」内の女性用トイレで「盗撮」に及んだ容疑により、20歳代の経済産業省官僚が逮捕された。 国会議事堂でねぇ・・?(´Д`) 世の中には色々な趣味人がいるものだと半ば感心していた矢先に、今度は「家賃支援給付金」不正受給の詐欺容疑で、これまた20歳代のキャリア官僚2名が逮捕されたのだ。 家賃支援金と言えば、コロナ経済対策として「経済産業省が主管」していた制度のはず。 ま

    穴が有ったら入ってなさい! - ささやかな幸せを求めて
    kamisamachang
    kamisamachang 2021/06/27
    日本の政治家は少しおかしくなってきていますね。😢悲しいなぁ・・・オリンピックは恐らく大波乱を生むでしょう
  • 深ぁ~い話 - ささやかな幸せを求めて

    化石は生きていた ちょっと強面で、見方によっては「グロ」い。 「生きた化石」と呼ばれる絶滅危惧種は数々あれど、滅多にお目に掛れない、東の正横綱に「シーラカンス」がいる。 「古代デボン紀」に現れ、世界中の淡水域や河口などの汽水域において大繁栄を遂げた魚類で、比較的多く出土する化石によりその存在は知られていた。 世紀の大発見とされたシーラカンス。現在の住環境が安定し過ぎていたため殆ど進化の形跡がない。まさに「生きた化石」である。 猛きものついには滅びぬ・・・6500万年前の隕石落下による「生物大量絶滅」と時を同じくして、古代の地層からその姿を消した。 ところが「1938年」、長らく絶滅したものと考えられていたシーラカンスが、南アフリカの北東海岸「チャルムナ川沖」にて偶然捕獲され、その生存が確認された。 捕獲時には刺し網に掛かり、まだ口をパクパクさせていたようだが「ご無沙汰しました」と言ったかど

    深ぁ~い話 - ささやかな幸せを求めて
  • 遥かなる旅路 - ささやかな幸せを求めて

    能の考察 月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり 舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらえて老をむかふるものは 日々旅にして旅をすみかとす 古人も多く旅に死せるあり・・・。 言わずもがなだが、俳人松尾芭蕉が記した日最古の紀行文「奥の細道」の序文である。 芭蕉の旅への憧憬や、狂おしいまでの渇望が、読み手の情動をも刺激する。 「俳聖」松尾芭蕉 元禄2年3/27日から5ヶ月、約2,400kmの旅であった 旅に出たい・・・。 なにも芭蕉だけがそう思った訳ではない。 「旅」は600万年前、アフリカ南部ボツワナで生まれた4匹の原人から脈々と受け継がれた「人類の能」なのである。 能は「海馬」という脳組織に刻まれるという。 海馬は外部から入ってきた「情報」を不要なものと、保管すべきものとに選別をする重要器官である。 能である「旅」を封じられた。人類への弊害は如何に? 移動を生業とする、タクシー

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