英国の超名門イートン校に通う意味 英国の名門パブリックスクールであるイートン校は、その583年の歴史において、英国の歴代首相57人のうち、3分の1以上を輩出したことを誇っている。一方で、2014年から2021年までに、オックスフォード大学やケンブリッジ大学に進学する生徒の数が半分以上も減るという、輝かしいとは言い難い事実もある。 パブリックスクールを選択する親のなかは、自分の子供が手厚いサポートや、いじめが少ないといったメリットを得ることを望んでいる人もいれば、より優れた教育や、成績の向上、そして一流大学への進学につながると信じている人もいるだろう。 だが学費が高騰し、大学入試政策が変化するなかで、はたして紋章や尖塔にそれだけの価値があるのか、議論の的になっている。