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ブックマーク / realsound.jp (47)

  • 『いだてん』がドラマ史に残る画期的な作品となった理由 “オリンピック”で重なった昔と今

    NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』が、12月15日、いよいよ最終回を迎えようとしている。それにしてもこのドラマは、当に驚きの連続だった。個人的には、その内容はもちろん、それがオンエアされるタイミングともども、「ドラマの概念を超えた」と言ってもいいぐらい衝撃的な作品だった。 そもそも、作の制作が発表された当初、誰がこのようなドラマになると想像しただろうか。かつて、NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』で一大センセーションを巻き起こしたとはいえ、大河ドラマは初執筆となる脚家・宮藤官九郎が、“オリンピック”を題材に描き出すオリジナル作品という触れ込みだった作。その物語は、大きく二部に分かれており、第一部は、まだ「スポーツ」の言葉もない時代、1912年に日人としてオリンピックに初参加した金栗四三という人物が、そして第二部は、1964年の東京オリンピックの開催に向け

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    kamm
    kamm 2019/12/15
  • 『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは

    とは、作品の設計図である。設計図が狂っていたらどんな建物も建たないのと同じで、しっかりした脚がなければ、映画もアニメも作れない。映画学校時代、「良い脚を悪い映画にすることはできる、しかし悪い脚を良い映画にはできない」と口酸っぱく講師に言われたことを覚えている。 今、日のアニメ界で最も信頼できる脚家は誰か、と問われれば筆者は「吉田玲子」と即答する。花田十輝も横手美智子も小林靖子も岡田麿里も素晴らしいが、設計図としての脚の安定感が図抜けており、ジャンルを問わず高水準の作品を産み出し続けている。 『映画 聲の形』『リズと青い鳥』などの山田尚子作品、青春映画『夜明け告げるルーのうた』、児童文学の映画化『若おかみは小学生!』や『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』、戦車や戦艦のバトルもの『ガールズ&パンツァー』と『ハイスクール・フリート』、女性に人気のスポーツもの『弱虫ペダ

    『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは
    kamm
    kamm 2019/01/21
  • 伊藤賢治&古代祐三&山岡晃、ゲーム音楽の巨匠3人が明かす『パズドラクロス』サントラ制作秘話

    『「パズドラクロス 神の章/龍の章」オリジナル・サウンドトラック』が2017年2月8日にリリースされた。同作の作家陣には、『サガ』『聖剣伝説』といった人気シリーズの楽曲を手がける伊藤賢治氏、『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』、『世界樹の迷宮』 、『セブンスドラゴン』の楽曲を代表作とする古代祐三氏、『サイレントヒル』、『シャドウズ・オブ・ザ・ダムド』などのサウンドデザインを世に送り出してきた山岡晃氏といった豪華面子が参加していることでも話題となっている。リアルサウンドでは今回3人に、サウンドディレクターを務める尾崎景吾氏を加えてインタビューを行ない、サウンドを制作する上で心がけたことや、ゲーム音楽を手がけるうえで信条としているものや、各人がほかのクリエイターに対する思いなどについて、じっくりと語ってもらった。(編集部) 「実は知らないところでお互い研究していた」(古代) ーーまず

    伊藤賢治&古代祐三&山岡晃、ゲーム音楽の巨匠3人が明かす『パズドラクロス』サントラ制作秘話
  • ペンタトニックス、なぜ『パズドラ』CMに抜擢? 先進的なアカペラの魅力をキャリアから追う

    「パズドラの曲が外国の人たちに歌われてる!」「でもこれ、歌詞なんてないのに?」「しかも全部、アカペラで!?」CMを見て、こんなふうに思った人も多いことだろう。 今回、スマホゲーム『パズル&ドラゴンズ』のCMにおいて、このゲーム内でおなじみの曲「Departure」を歌っているのはアメリカのアカペラ・グループ、ペンタトニックス。この5人は、来はインストゥルメンタルであるこの曲をあえてアカペラ、つまり歌声だけで解釈しているわけだが、その仕上がりのカッコ良さには驚くばかりだ。 しかしこのペンタトニックスのキャリアを思えば、「Departure」が今回のように生まれ変わったのはまったく不思議なことではない。それではペンタトニックスとは、いったいどんなグループなのか? と言うと、「TVに出てるの見たことある」とか「Perfumeを歌ってた人たち?」みたいな声が聞こえてきそうだが、ここでは5人のこれ

    ペンタトニックス、なぜ『パズドラ』CMに抜擢? 先進的なアカペラの魅力をキャリアから追う
  • ゴールデンボンバー、ノーマルな販売手法でチャート1位 その快挙が示す音楽シーンの現状とは?

    参考:2015年6月15日~2015年6月21日のCDアルバム週間ランキング(2015年6月29日付)(ORICON STYLE) 先々週はバンドとして今年最高の初週売上げを記録したMr.Children『REFLECTION』が1位、先週はソロアーティストとして今年最高の初週売上げを記録した安室奈美恵『-genic』が1位。そんな2015年上半期を象徴するビッグタイトルのリリースが通り過ぎた後の、いわば“凪”状態といえる今週のチャートを制したのはゴールデンボンバー2枚目のオリジナルアルバム『ノーミュージック・ノーウエポン』。えー、ゴールデンボンバーには何度か取材をしたこともあるし、ライブも要所要所で見てきたし、決して門外漢ではないという自覚を持ってはいたのですが、それでも「えっ? これまでオリジナルアルバムって1枚しか出してなかったっけ?」とちょっと驚きました。まぁ、今さら彼らの活動形態

    ゴールデンボンバー、ノーマルな販売手法でチャート1位 その快挙が示す音楽シーンの現状とは?
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    kamm 2015/06/29
  • ダフト・パンクのグラミー賞パフォーマンスは、なぜ“歴史的事件”だったのか

    今年のグラミー賞で、なんといっても最大の話題を集めたのはダフト・パンクだろう。もちろん主要2部門含む5部門制覇という受賞結果も快挙だが、音楽ファンにとってその何倍ものインパクトと感動を与えてくれたのが、当日の彼らのライブパフォーマンスだった。そもそも、ダフト・パンクがテレビに出演するのはこれが6年ぶり(2008年、同じくグラミー賞でカニエ・ウェストのパフォーマンス中にサプライズ出演して以来)。ライブ自体も、4年前に盟友フェニックスのニューヨークでのライブにサプライズ出演したのが最後。昨年も、『ランダム・アクセス・メモリーズ』リリース直前に開催されたアメリカのコーチェラフェスティバルや、何故かオーストラリアの田舎町で行われた世界最速リスニングパーティーに姿を現すのではないかという噂が世界中で飛び交ったが、結局現れることはなかった(なのに、同時期に開催されていたF1のモナコ・グランプリのピット

    ダフト・パンクのグラミー賞パフォーマンスは、なぜ“歴史的事件”だったのか
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    kamm 2014/02/08
  • 横山健が語る、これからのレーベル運営術「そもそもレコード会社なんてのは隙間産業なんだ」

    90年代、Hi-STANDARDのギター・ボーカルとしてパンクブームを牽引した横山健。現在はBBQ CHICKENSやソロ名義のKen Yokoyamaとして活動をするだけではなく、PIZZA OF DEATH RECORDSの代表取締役社長として、若手バンドの発掘・育成にも力を入れている。今やインディーズ界のトップランナーとなった彼は、混迷する昨今の音楽シーンについてはどのように捉えているのだろうか。ロングインタビューの前編では、CDが売れない現状と、その中でのレコード会社が担う役割まで、ざっくばらんに語ってもらった。聞き手は、3年前にもレーベル運営について横山健に取材した経験を持つ、音楽ライターの石井恵梨子氏。(編集部) ――以前、音楽業界が危機的状況だ、我々はこの先がない斜陽の産業にいるんじゃないか、という話をしたのが2010年の夏でした。 横山:もう3年前なんだ。当時はほんと「この

    横山健が語る、これからのレーベル運営術「そもそもレコード会社なんてのは隙間産業なんだ」
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    kamm 2013/10/17