兵庫県の斎藤元彦知事が就任して半年以上が経過した。 「県政の刷新」を訴えて当選した斎藤知事の仕事ぶりを、半年ちょっとで検証するのは酷かもしれない。 だが、知事選で支援した県議はツイッターで「できるヤツは最初の半年で実現の道筋をつける」と記している。 果たして、斎藤知事は「できる知事」なのか。折々の発言と共に振り返りたい。 ■肝いり「センチュリー解約」を即実行 「私は乗るつもりはありません。できれば機能性のある車。ワンボックスに変えたいなあと思ってます」(去年7月19日・当選翌日) 知事選で繰り返し訴えた公用車問題。2019年に「レクサス」から最高級車「センチュリー」に格上げしてリース料が高騰し、前知事が批判を浴びていた。斎藤知事はセンチュリーには一度も乗らず、職員移動用のワンボックス車を使う徹底ぶりだった。 センチュリーは就任後1カ月あまりの9月7日に解約。次の公用車には、他府県でも採用が