「Deno 1.5」では、前回のリリース以降取り組んできた、TypeScriptコンパイラインフラストラクチャ全体のリファクタリングによって、従来のバンドルインフラストラクチャをswcに基づく新たなバンドラに置き換え、コードタイプチェック時のパフォーマンスを3倍に向上するとともに、--no-checkフラグを使用することで最大15倍向上している。 さらに、バンドラによるコードのツリーシェイクが可能になり、バンドルサイズを大幅に縮小した。また、バンドルが標準のESモジュールとして発行されるようになっている。 その他のおもな機能追加としては、新たなWebプラットフォームAPIとして、ターミナルにメッセージを記録して確認するまで同期的にブロックするalert、ユーザーにメッセージを表示して応答するまで同期的にブロックするconfirm、ユーザーに入力を要求し、テキストを入力して「Enter」を押