農業者自身がバイオテクノロジーなど先端技術の有用性を議論し、海外の農家とともに社会へ発信、持続可能な食料生産を実現しようと今年4月に発足した日本バイオ作物ネットワーク(JBCN)は、12月13日に東京都内で海外の農業者を招いたイベントを開いた。その場でプレゼンテーションしたカナダの農家、Cherilyn(シェリリン) Jolly-Nagelさんは6000haの農地で麦や油糧種子などを栽培する。遺伝子組み換え作物も栽培するシェリリンさんは消費者に丁寧に説明し信頼を得てきたと語る。 カナダから来日したシェリリンさんと長女のクレアさん(左)、アディソンさん(右) 今回のイベント「JCBN東京カンファレンス23」は、より効率的で高い持続可能性を持った農業を日本でも実現しようと海外から農家を招き、その実践を聞いた。 シェリリンさんは夫と2人の娘とともにサスカチュワン州南部でひよこ豆、レンズ豆と小麦、