新しい言論プラットフォームとして立ち上がって日も浅い「アゴラbeta」で、池田信夫先生が非常に興味深い議論をしています。 「中間小説」の必要性 - 池田信夫 簡単に言ってしまうと、学問的に正しいことを言うことと、ポピュラリティを得て政策などに反映されることは別だということです。 藤原正彦氏のような議論は、学問の世界では問題になりませんが、彼の本がベストセラーになったことでもわかるように、床屋政談では主流派です。政治の世界でも「市場原理主義」を批判する通俗的な議論が与野党を問わず多く、経済学者の意見はほとんど影響力がない。 これを、政治家や大多数の国民が「無知」であると片づけて終わりにするることももちろんできますし、いわゆる象牙の塔の住民はそうして生きてきているのだと思います。 しかし、さすが池田先生の偉いところは「この責任は、経済学者にもあると思います」と、あっさり認めていることです。そし