中米エルサルバドルの首都サンサルバドル(San Salvador)で、難病を患い無脳症の胎児を妊娠したベアトリス(Beatriz)さんが入院している国立産科病院(2013年5月30日撮影)。(c)AFP/Jose CABEZAS 【5月31日 AFP】人工妊娠中絶が固く禁じられている中米エルサルバドルで、母体への危険が高いにもかかわらず堕胎を認める特例措置の申請が最高裁判所に却下された慢性疾患の女性が30日、帝王切開で早期出産すると明かした。 ベアトリス(Beatriz)さん(22)はAFPの電話取材に、「手術してもらえることになって、安心した」と語った。帝王切開は、妊娠26週目となる来週に予定されているという。 1歳になる息子がいるベアトリスさんは、免疫低下を引き起こす「全身性エリテマトーデス」と診断されている。医師らによると、胎児は無脳症で、出産直後に死亡する可能性が高い。母体を守るた