ひろゆきこと西村博之氏と、『大人のひきこもり――本当は「外に出る理由」を探している人たち』(講談社現代新書)を先ごろ上梓した池上正樹氏による対談の後篇。 「ひきこもるようになったのも、お前の育て方が悪いんだ」――ひきこもる子どもから“逆襲”された時、親はどう対処すればいいのか。ひきこもり当事者の多くが気にする「履歴書の空白」を解決する方法はあるのか。外に出たい、人の役に立ちたい、働きたい。でも、どうすればいいのか……と思い悩んでいる人たちに贈る、まずは社会と接点を持つためのヒントとは。 〈前篇はこちら〉 スキルを磨けば問題ない 池上 よく行政や全国各地のひきこもり家族会の講演会に呼ばれるんですけど、そこで必ず聞かれるのが、うちの子どもが――子どもといっても30代、40代なのですが――「ずっとネットをやっている。どうすればやめてくれるでしょうか」という質問なんです。 「親としては辞めさせたい
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