論議を呼んだ万引き犯とされる男の画像公開。古書店「まんだらけ」と似た対応を取る店は、他にもある。 「警告!」。大阪市内の鮮魚店では、レジ近くの壁に貼り紙がある。「当店で万引き等の行為を発見・確認した場合、警察には通報せず、犯人の顔写真を撮影し、店頭に貼らせていただきます(無期限)」。いまは、中高年の男女3人の写真がある。 貼りだしを始めたのは2年以上前。万引き被害は大幅に減ったものの、今も続く。経営者の男性(41)は「店を守るため。なくならない限りは続けざるをえない」と話す。 店側が司法手段に頼らずに自ら公開する背景には、被害の深刻さがある。 NPO法人「全国万引犯罪防止機構」によると、全国の小売店で発生する万引きの被害額は年間5千億円規模だ。検挙されるのは1%にも満たない。仮に検挙されても、被害品が戻ってきたり、補償されたりすることは少ないという。事務局長の福井昂さんは「警察に届けても品
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