私が公開でブログを始めて、もう8年になります。本も何冊か書きました。きっと皆さんは、私が自分の文章を世に出す恐怖など、みじんも持ち合わせていないと思うかもしれません。でも、それは違います。どんなに長くやっていても、やはり「公開」することの緊張に、慣れることはないのです。 どんな記事でも、「公開」ボタンを押すときには指が震えます。その恐怖は、紙の本や電子書籍だと一層大きくなります。 文章を公開することは、公衆の面前でのスピーチと似ています。あなたは、自分の魂を大衆に放ち、判断を仰ぐのです。これほどの恐怖を伴うことは、世の中にそうそうないでしょう。 でも、心配はいりません。その恐怖は、必ず克服できます。克服には努力が必要ですが、それに見合うだけの価値があるのです。これまでに多くの人から、ブログを書くことの恐怖について聞かれたことがあります。ある人は、自分の書いた文章がダサく思えて、ブログを削除