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BUSINESSとchikirinに関するkana321のブックマーク (59)

  • 将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記

    最近、若くして起業していたり、小さいけど伸び盛りの会社で働いている若い人から、日の大企業について「驚いた」「あんぐりした」的な話を続けて聞きました。 たとえば「なにかコラボできるんじゃないか」と先方から言われたので話を聞きにいくと、最後には「まあ、半年くらいかけてじっくり検討していきましょう」と言われてのけぞったとか、 向こうから呼び出しておきながら「うちと取引したい会社は五万とある」とエバリくさってるのはどういうコトなんでしょう? と。 そういう話を聞いて「まっ、日の大企業ってのはそんなもんなのよ」と説明しながら、内心では「なんか既視感ある会話だなー」と思ってたんです。 よく考えたらコレ、欧米企業に勤める海外のビジネスパーソンが(昔)言ってたのと同じなんです。 ちきりんが通ったカリフォルニアの大学院の同級生は、半導体やらITやらシリコンバレーの会社に職を得たり、東海岸で金融やコンサル

    将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記
  • “仕組み”なのか“人”なのか - Chikirinの日記

    大事なことや大きな流れの決め手になるのは、“仕組み”なのか“人”なのか?場合によるのだとすれば、どういう場合は“仕組み”で、どういう場合なら“人”なのか。これって結構おもしろいテーマだと思うんだよね。 たとえば複数の企業から内定をもらった学生に最終的な就職先を決めた理由を問うと、多くの学生が「会った人が魅力的だったから」などと答えます。ベンチャーじゃなくて、巨大企業に入る学生までがそんなことを言う。 これ、大人からみると笑えますよね。「会った人」って何人?ってかんじだし、その人が入社後の上司になるわけでもないし、もちろんその組織を代表する人格であるわけでもない。 企業側が採用前線に出してくる「マーケティング人材」に惹かれたからこの会社に入りました、と。いかにも学生さんらしいお答えです。 でも転職が何回目かになると、「会った人の印象」だけではなく、よりその会社の「仕組み」を重視するようになる

    “仕組み”なのか“人”なのか - Chikirinの日記
  • キリンとサントリーの破談によせて - Chikirinの日記

    サントリーとキリンの経営統合が破談になりましたね。せっかく大きな目標に向けての画期的な試みだったのに、とても残念です。苦渋の決断をされた経営者の方もさぞかし苦しい思いであろうと思います。 経営支援や破綻処理、それに相続目的以外での、いわゆる“戦略的な”合併・買収は、日企業にとっては大きなチャレンジです。今回は特に、サントリー側が同族企業で未公開会社だという特殊条件もありましたし。 しかも“うまくいっている同士が、将来の成長を取り込むための合併”となると、「背に腹は代えられない」崖っぷちの会社とは違いますから、ついつい「あれもこれも」主張して我を通したくなるのはわからなくもありません。いろんなことがあったのでしょう。 でもちきりんは、破談にはなったけれど、一度は下されたこの二企業の経営トップの判断を、それでも高く評価しています。今回は巧く行かなかったけれど、そこから得られたものも多いんじゃ

    キリンとサントリーの破談によせて - Chikirinの日記
    kana321
    kana321 2013/10/25
    Chikirinの日記 ブログ 考え方
  • 新)4つの労働者階級 - Chikirinの日記

    階級といえば“資家 vs. 労働者”や、“経営者 vs. 雇われ人”という構造が定番ですが、最近は働く人の中に、新たな4つのグループが生まれてきていると感じます。 下図には淡い水色から濃い水色まで 4種類の人がいます。 一番上の (1) は、「システムを作る人」です。 ビジネスシステムを作る人の他、国のシステムを作る人もいます。 システムとは IT のことではなく、「物事の仕組み」という意味です。 「こういうビジネスをやろう!」とか「こういう制度を作ろう」と構想する人ってことですね。その人数はごく限られています。 次に少し濃い水色の (2) の人たち。 (1) の人はビジネスの構想が固まった後、(2)の人に、構想の実現に必要な各機能分野について「具体的な仕組みを作ってくれるよう」依頼(発注)します。 仕組みとして代表的なのは IT システムですが、それ以外にも、物流システム、マーケティン

    新)4つの労働者階級 - Chikirinの日記
  • 法人向けのお花サービス - Chikirinの日記

    数週間前の最終出社日に、豪華な花束をもらったと書きました。そういえば最初の会社を辞めた時もブーケをたくさんもらった。てか、ちきりんが花をもらうのは会社を辞める時だけです。韓国ドラマ中の女性は、財閥二世からしょっちゅう花束をもらっているというのに・・。 思い起こせば、その昔ちきりんが働いていた丸の内エリアには一定の間隔で“花屋”があり、それらの店頭風景は法人カレンダーそのものでした。新役員発表の時期には立派な胡蝶蘭の鉢が店頭を埋め尽くして壮観だったし、3月末一斉定年の会社も多いから、期末にはひときわ多数の花束が並ぶ。ボーナス支給月の6月や12月末は“寿退職”していくOLさん向けのブーケが増える、という具合。 どこもそんなに大きくはなかったけれど、今から考えるとああいうオフィス街の花屋の売上げは相当なものだったかなと思います。実際、秘書室に配属になった同期の友人は、新聞の異動欄、慶弔欄を朝イチ

    法人向けのお花サービス - Chikirinの日記
  • 銀ぶらニート - Chikirinの日記

    「銀のブラジャーをしているニート」じゃないですよ。「平日の昼間から銀座をぶらぶらしているニート」って意味です。 別名「セレブなニート」と呼んでくださってもいいですけど。先週の話ですが、あちこち行ってみての感想を書いときます。 一カ所目:アップルストア 銀座の旗艦店。外観も内装も、そして中で行われていることも、NYやシカゴのアップルストアと同じテイストでかっこいー感じです。 外国人のお客さんも多く、英語でペラペーラと説明している店員さんも多数。 ほほー。さすが世界で同じ商品を売って、同じようにサポートしてるだけのことはありますねー。 ここ銀座店では無料の商品説明セミナーがほぼ毎日行われているのでひとつ聞いてみました。 平日はがらがらですが、聞いている人は大半が高齢の方。なので、相当に基的なことから説明してもらえます。 なるほど、こうやって商品を売るのなー、と思いました。 「写真を整理してア

    銀ぶらニート - Chikirinの日記
  • 世界の知をクラウドで集め始めたグローバル企業 - Chikirinの日記

    「クラウドソーシングが未来の働き方を変える」シリーズ、今日は、企業からみたその意義について、(コスト削減ではなく)オープンイノベーション & オープン・プロブレムソルビングに関する事例をご紹介します。 参考図書は下記です。 クラウドソーシングの衝撃 雇用流動化時代の働き方・雇い方革命 (NextPublishing)posted with amazlet at 15.12.17比嘉邦彦 井川甲作 インプレスR&D (2013-06-21) 売り上げランキング: 244,793 Amazon.co.jpで詳細を見る → キンドル版もあります! ★★★ イーライリリー社は、2001年、研究開発上の問題解決のために、INNOCENTIVEというクラウドソーシングサイトを立ち上げました。同社は世界トップ10に入る(武田薬品工業より大きな)製薬会社です。 このサイトでは現在、様々な企業が自社内で解決

    世界の知をクラウドで集め始めたグローバル企業 - Chikirinの日記
  • ミュージカルよりビジネスのほうが興味深い - Chikirinの日記

    劇団四季の「アイーダ」を見てきました。ラストの演出が粋でよかった。楽しめました。 でも実は、内容より「劇団四季」の運営のほうに関心が高まりました。今回アイーダを観た大阪の専用劇場は梅田の一等地。劇団四季は東京を中心に、名古屋、札幌など全国9個の常設劇場を抱え、京都でも長期契約で劇場を押さえています。感じたことをメモっておくと、 1.多数の専用劇場が維持できる売上げ能力がすごい 専用劇場をひとつ抱えれば、年間300ステージをこなす必要がでてきます。10個で3000ステージ×500席から1000席。それだけの客席を埋め続けるのは並大抵のことではありません。リピーターを生み、維持するための工夫はもちろん、修学旅行生を集めるなど団体営業も不可避です。 リピーターが何人いて、年間何ステージ観ているのか知りませんが、コア層だけでは埋められない規模だなーと思いました。そこが宝塚歌劇団やAKB48とは違い

    ミュージカルよりビジネスのほうが興味深い - Chikirinの日記
  • 中田宏さんと対談しました! - Chikirinの日記

    ビジネスメディア誠にて、前横浜市長、中田宏さんとの対談記事の連載が始まりました。 →“中田宏さんとちきりんの対談 特別編 前編” →“特別編 後編” 私が中田さんのを読んでショックを受け、「是非お話を聞きたい!」とお願いしたところ快く受けて下さり、対談が実現しました。こんなおちゃらけた匿名ブロガーと対談してくださったことに、心から感謝しています。 政治家の殺し方 作者: 中田宏出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2011/10/26メディア: 単行購入: 14人 クリック: 298回この商品を含むブログ (50件) を見る 中田さんと話した内容は誠サイトに連載されますのでそちらをご覧頂くとして、今回は対談で感じたこと、受けた印象など書いておきます。 対談をさせて頂く前、ちきりんはちょっと緊張していました。その証拠に今回ちきりんはスーツを着ています。会社辞めてから1年強、スーツを着たのは

    中田宏さんと対談しました! - Chikirinの日記
    kana321
    kana321 2013/09/14
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  • 『地球の歩き方』について考えた! - Chikirinの日記

    5月末に『世界を歩いて考えよう!』という旅エッセイを出版したことでご縁を頂き、『地球の歩き方』を発行するダイヤモンド・ビッグ社の取締役石谷一成氏とお話しさせて頂く機会に恵まれました。 第一回 「対談「ちきりんも『地球の歩き方』ライターだった!?」 第二回 「地球の歩き方はなぜ圧倒的ブランドに?」 第三回 「ガイドブックの未来はどうなるの?」 第四回 「イラン女性の小さな変化」 『地球の歩き方』といえば日を代表する海外旅行ガイドブック。もちろん私もお世話になったので、長くその編集に携わってこられた方とお話しする機会が得られ、感激でした。 お忙しいところ2時間にもわたり、ちきりんの細かくしつこい質問にも根気強く答えて頂き、心から感謝しています。 A09 地球の歩き方 イタリア 2012?2013 作者: 地球の歩き方編集室出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社発売日: 2011/12/1

    『地球の歩き方』について考えた! - Chikirinの日記
    kana321
    kana321 2013/09/03
    Chikirinの日記 ブログ 考え方
  • 驚異のデフレ系チェーンオペレーション - Chikirinの日記

    ちきりんはチェーンのビジネスホテルに泊まるのが好きです。先日、泊まったアパホテルも、その徹底したオペレーションに感動しました。 <1.客まで巻き込む徹底したコスト削減> スリッパは、足裏にあたる部分の白い紙だけが、使い捨てとして用意されています。その紙をスリッパに”客が自分で”貼ると清潔に使えるという仕組み。 清潔感を確保しつつ、大手ホテルのようにスリッパ全体を消毒したり使い捨てにするより、かなりコストが安そう。 冷蔵庫は空なので飲み物は自分で持ち込むのですが、スイッチが(右上の枠のところに)付いていて、使う時だけオンにします。 たしかに一泊くらいだと冷蔵庫も使わない人も多そうだし、空室なのに冷蔵庫を稼働させとくのも無駄だよね。 お風呂のバスタブに何かシールが貼ってあるので見てみると、 お湯はここまで貯めれば十分ですよというシール・・・特に体のデカイ人は少なくて十分よと。 一番左に「温水準

    驚異のデフレ系チェーンオペレーション - Chikirinの日記
  • キャリアのVSOP論の真実 - Chikirinの日記

    今年の4月に「キャリアのVSOP」というエントリを書きました。 簡単に言えば、各年代において、下記のような感じでキャリアを積んでいこうという話でした。 20代はいろいろ体験しよう=バラエティが大事=V 30代は専門分野を決めて深掘りしよう=スペシャリティが大事=S 40代は自分でなくちゃできない仕事をしよう=オリジナリティが大事=O 50代は個人の人格と信頼で仕事をしよう=パーソナリティが大事=P その時も書きましたが、この話は私が考えたものではなく、20年以上前に誰かから聞いた話です。そしてずっと出典を探していました。 4月に上記のエントリを書いた後、多くの方から出典に関する情報を頂きました。それにより、過去 20年の間に数多くの人がこの話を、書籍、ウェブ、テレビなどで紹介されているとわかりました。 そこで寄せられた情報を元に、それらをチェックしてみたのですが、大半の方が「・・・と言われ

    キャリアのVSOP論の真実 - Chikirinの日記
    kana321
    kana321 2013/09/01
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  • 大手チェーンの底力を見たですよ! - Chikirinの日記

    前回たくさんの写真付きでお伝えした“すかいらーくのセントラルキッチン訪問記”の続編です! 1.愛情と味は分けて考えるべきだね 施設を見学して直感的に感じたのは、「これは自宅で作ってべるより美味しいかもね」ってことです。一般家庭で普通の料理技術の人が、同じ予算でこんなものは作れない、という料理がたくさんありました。 まずお肉が新鮮。あたしがスーパーで買ってるのより鮮やかでつやつやしてる。そりゃそーだよね。経由してる中間業者の数が少ないんだもん。 しかも届いたお肉をすぐさまカットしてステーキ肉にしたり、ミンチにして、その日中にハンバーグにして冷凍する。自宅ではこんなスピードで完成調理まで持っていけないです。 野菜だって、契約農家から直送されたのを、その日中に加工して出荷、店で二日以内にすべてべられます、というスピードです。一週間に1,2度しか買い物しない私みたいな人が、自宅の冷蔵庫で3日も

    大手チェーンの底力を見たですよ! - Chikirinの日記
  • 『自分のアタマで考えよう』内容紹介(叱られたからやり直し!) - Chikirinの日記

    新刊 『自分のアタマで考えよう』 に関する最初のエントリがおちゃらけすぎていて、担当の編集者の方に怒られました。Yさん曰く、「ちきりんさんのブランドが傷つくでしょ! ふざけすぎですっ!」。。。なので書き直します。 というか、前のエントリでは「いったい何の?」か全然わからなかったですよね。すみません・・。にもかかわらず予約してくださった皆様には、“ちきりん一級”認定をさせていただきます! 自分のアタマで考えよう 作者: ちきりん,良知高行出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/10/28メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 30人 クリック: 893回この商品を含むブログ (156件) を見る さて、新刊の目次は下記 『自分のアタマで考えよう』 知識にだまされない思考の技術 <目次> はじめに 序 章 「知っていること」と「考えること」はまったく別モノ 第一章 最初に考え

    『自分のアタマで考えよう』内容紹介(叱られたからやり直し!) - Chikirinの日記
  • 微妙なバランス感覚が問われるふたつの市場の使い分け - Chikirinの日記

    ちきりんはブログを始め、最近はいろんなとこで文章を書いたりしてるわけですが、コンテンツの作り手である「ちきりん」と、その文章の最終消費者である読み手をつなぐ場(仕組み)には、「直接市場」と「間接市場」の2つがあります。 ちきりんのメインフィールドである、この「Chikirinの日記」で文章を公開することは、「直接市場」を利用したコンテンツの提供です。直接市場では、ちきりんはほぼ自分の意思だけに沿って、自分が発信したい内容をそのまま読み手に伝えられます。 スケジュールやその形式についても完全にちきりんがコントロールできます。書きたくなければ書かなくてもいいし、短くても長くてもいいし、更新日もいつでもいいです。 ここで“はてな”(ブログサービスの提供会社)は、直接市場のインフラ会社として存在しており、ちきりんの提供するコンテンツ内容や発信方法に影響を与えることはありません。 一方で、ビジネスメ

    微妙なバランス感覚が問われるふたつの市場の使い分け - Chikirinの日記
  • ネットと金融業 (前半) - Chikirinの日記

    金融業はネットと親和性が高い産業です。 大半のモノはネットで見たのと物はなんらか違いますが、お金はデジタル情報だけで完全に理解できるからです。 このため金融業は次々に「ネットへの移行」が進んでいます。 今日はこのうち「銀行」 「証券」 「生命保険」の3つについて考えてみましょう。(損保やノンバンクには触れないという意味です) みなさん、金融取引をどの程度ネットに移行していますか? 私は既存のメガバンクの口座ももってるけど、メイン口座はネットバンクです。 証券の取引はネット証券でやりますが、既存証券の口座もアクティブです。 保険は既存の保険会社の商品のみで、ネットでは加入してません。 つまり私の「金融ネット化レベル」は銀行において最も進行しており、保険において最も遅れています。なぜこうなっているのでしょう。 ★★★ 銀行って今、店舗に行かないと済まない用事ってありますか? 私が過去1年で店

    ネットと金融業 (前半) - Chikirinの日記
  • 解体し分離し社会化し、グローバル化するという流れ - Chikirinの日記

    ここ10年くらい顕著になっているのが、ビジネスインフラ機能の解体、分離、社会化、そしてグローバル化という流れです。 ビジネスインフラというのは、どんな事業にも必要になる機能のことで、受付、庶務、経理、給与計算、人事ファイル管理、書類管理、法務、広報、役員などのスケジュール管理・・・など、内容は極めて幅広く多岐にわたります。 こういった機能を担当する部門は“管理部門”と呼ばれ、今までは「企業の中」に存在していました。会社の中で働く人が、受付をやり、経理を担当し、給与計算をやり、契約書管理をしていたわけです。零細企業ならひとりの人が何役もこなし、中小、中堅、大企業になるにつれ分担が分かれます。 大企業にもなれば、庶務部門の中にいくつもの課や係が存在し、「保養施設の管理をする係」や、「社内の机やキャビネットなど備品管理をする係」まであります。 いずれにせよ、従来こういった「業を支えるビジネスイ

    解体し分離し社会化し、グローバル化するという流れ - Chikirinの日記
  • ニッポンの翼 5年後の破綻に向けて! - Chikirinの日記

    JALが 19日に再生法を申請しました。 日航空の扱いについては、 1.破綻処理 2.更生法申請 3.私的整理 という3つの選択肢があったのですが、このうち 2番目の方法をとったことは、「よくやった」ともいえますし、「やっぱ破綻処理は無理なのね」とも思えます。 3の私的整理に持ち込もうとした“大株主かつ大口債権者”のメガバンクや既得権益者の粘り腰に屈せず“法的整理”としての 2の選択肢を選んだことには大きな意義があります。 この点についてはあるべき論と道理にこだわり続けた再生機構や公的金融機関(=元財務省筋)の英断に敬意を表します。 また、政権交代がなければこれは実現していなかったとも思われ、この点についても一定の評価をしたいと思います。 一方で破綻処理ができないのは「大きすぎて潰せない」問題が繰り返されるという意味で「これでいいのか?」感が残りますよね。 たとえば ANAの立場から見れ

    ニッポンの翼 5年後の破綻に向けて! - Chikirinの日記
  • 収穫を始めるタイミング - Chikirinの日記

    事業戦略のひとつに「いつ、収穫を始めるか」というコンセプトがあります。ありていに言えば、「いつマネタイズを始めるか」ということで、「いつ、投資を回収し始めるか」、「いつ、仕込から販売に転じるか」などと言ってもいいでしょう。 たとえばグーグルが「グーグルマップに課金する」と言い出すタイミングをいつにするか、という話ですね。Gmailだって今は無料で使えますけど、どこかの段階で「月100円課金ね」と言われても、大半の人は「げっ、年間1200円かよっ!」と驚きながらも払い続けるでしょ。 でもこのタイミングが早すぎると、みんな他の無料メールサービスに移ってしまいます。最初は延々と種をまいて育てて・・・だんだん育ってきたのを見ながら、どの段階まで待ってから刈取りを始めるか、収穫を始めるか、というのは、すごく重要な判断なわけです。 最初は無料で会員を集め、途中から課金を始めるのは、ウエブサービスではお

    収穫を始めるタイミング - Chikirinの日記
  • 絶滅危惧職=ヘッドハンター - Chikirinの日記

    インターネットが駆逐していく代表的な職業といえば“仲介業”。ネットそのものが巨大な市場であり、需要側と供給側を低コストでスピーディにマッチングしていく機能を持っている。ネットがなかった時代にリアル社会に営々と構築された様々な“仲介機能”は、そのコストの高さ、カバレッジの限界から、ネットに太刀打ちできなくなる。 というのは、あちこちで見られる現象なわけですが、最近のTwitter, Facebook, Linkedinなどの広がりを見ていると、そろそろ“ヘッドハンティング業”(エージェント、人材紹介業などの呼称も含め)も“絶滅危惧職”かもねー、と思えてきます。 ★★★ 整理をするために、人材仲介業市場を4つにわけておきましょう。 (1) 来の意味での“ヘッド”をハント 大企業の米国社が日法人社長を探す場合や、日の一流大企業が外部取締役を探すようなケースです。(例:日マクドナルドの社

    絶滅危惧職=ヘッドハンター - Chikirinの日記