2月に講談社現代新書から2冊目の著書『「若作りうつ」社会』を出版したシロクマ先生こと熊代亨(id:p_shirokuma)さん。地域精神医療に携わるかたわら、オタク出身の精神科医として、はてなダイアリー「シロクマの屑籠」を更新し続けています。ブロガーから出発したシロクマ氏が、どうやって単著を出すに至ったのか? その「ブログ大戦略」をうかがいました。 取材・執筆:古田ラジオ(id:republic1963) 自分でも「脱オタ」をまとめたくてしょうがなかった頃 ―― 「ネット」を始めたころは、おいくつでした? 1996年なので21歳ですね。大学のパソコン室で、友達とネットサーフィン*1を始めたのがきっかけです。当時は、アニメやゲームのホームページを見ていました。 ―― 見るサイトや興味の対象は、やはり変わっていきますよね。 1997年が最初の転機で、脱オタク(脱オタ)*2ファッションのサイトを