夜遅い時間に食事をするなど、乱れた食生活が肥満の原因になるといわれている。深夜の食事について、山口大学時間学研究所教授の明石真さんは、こう話す。 「本来なら眠る時間にあたる深夜は、もっとも太りやすい時間です。夜更かしや眠る時間がバラバラな不規則な生活は太りやすくなるだけでなく、がんなどの病気のリスクも高くなるので気をつけましょう」 とはいえ、たまに夜更かしをしたり、やむを得ず徹夜をするような場合はどうしたらいいのか? そこでカギを握るのが「時計遺伝子」だという。 「人間の細胞には、時計のように約25時間のリズムを刻んでいる時計遺伝子があります。これは一般的には体内時計などと呼ばれるもので、細胞が脂肪をため込む働きも時計遺伝子がコントロールしています。 時計遺伝子のリズムは、1日くらい生活が不規則になっても変わらないので、食事は普段どおりにとってください。ただし、不規則になりがちな人は、遺伝