フランスの首都パリの郊外で、大型のネコ科の動物が目撃され、トラの可能性があったことから、軍の兵士も動員した大規模な捜索に乗り出す騒ぎとなりました。 パリ郊外では地元の住民から大型のネコを目撃したとの通報や写真が寄せられ、その後、ネコ科の動物のものとみられる大きな足跡が複数見つかりました。 地元の自治体は足跡の大きさから、体重70キロから80キロのトラの可能性があるとして、住民に徒歩で動くのを避け、車で移動するよう呼びかけていました。 現地ではこの動物を捕獲しようと14日、警察や軍の兵士など140人を動員して、大規模な捜索が行われましたが、これまでのところ見つかっていないということです。 その後の調査で、足跡の主はトラではないことが分かったものの、結局、捕獲できなかったうえ、ネコ科の動物の正体も判明せず、現地では謎が深まっています。