リアルタイムインターネットの基盤技術として注目されているXMPPの本邦初の解説書。XMPPの標準化プロセスに直接かかわっている3人の専門家が、XMPP関連の巨大な仕様群を俯瞰しながら、重要な概念を中心に詳しく解説します。本書を読めば、231編の仕様書すべてに目を通さなくても、IMからテレビ電話までリアルタイムアプリケーションにおいてユーザーが日常的に行う操作をどのように実装すればよいか容易に理解できるでしょう。日本語版では、XMPPを含むセッション制御プロトコルの国際標準化に取り組むNTTの越湖淳氏にXMPPの最新動向について寄稿いただきました。 目次 はじめに I部 XMPPの概要 1章 イントロダクション 1.1 XMPPにできること 1.1.1 サービス 1.1.2 アプリケーション 1.2 XMPPの歴史 1.3 オープンソースとオープンな標準 1.4 拡張性 1.5 まとめ 2