インテルはiPSC/860の成功に気を良くした、というわけではないのだが、iPSCシリーズの開発と平行して、さらに大規模なシステムを作る計画が、まだSSDに改称される前のSCG(Scientific Computers Group)で持ち上がっていた。 1989年春、SCGはDAPRA(国防高等研究計画局)との間でTouchstone Projectの契約を結んだことを明らかにした。 Touchstone Projectでは、最終的に2000以上のプロセッサーを集積して、全体としてCRAY-1と同じ性能のマシンを構築することにある。このTouchstoneは、MITあるいはCaltechと共同で開発したiPSC系列とは別に開発されることになっている。 iPSC系列はCosmic Cubeをベースにしており、その限りにおいては128ノードが最大構成になってしまう。もちろんノードから出るリンク