今回から「BK通信」(ビーケーツウシン)と題して、連載することになった高林と申します。以前連載していた「プログラミングの光景」ではデバッグ、コードレビューといった大きなテーマを取り上げましたが、今回の連載では日常的に遭遇するチマチマした「バッドノウハウ」(Bad Knowhow)について書いていきたいと思います。 バッドノウハウとは? バッドノウハウとは、筆者が2003年に作った造語です。元の定義は以下のようなものです。 計算機を使っていると、何でこんなことを覚えないといけないのだろうか、とストレスを感じつつも、それを覚えないとソフトウェアを使いこなすことができないためにしぶしぶ覚えなければならない、といった類いのノウハウは多い。そうした雑多なノウハウのことを、本来は知りたくもないノウハウという意味で、私はバッドノウハウと呼んでいる。 一方、「はてなキーワード」にある定義は簡潔ですっ