ネットワークプログラムとSIGPIPE 「私の書いたサーバが突然死するんです。どうしてでしょうか」という質問を受けることがあります。これは多くの場合、SIGPIPEの処理を忘れていることが原因です。SIGPIPEとは、切断されたネットワークソケットなどにデータを書き込もうとした際に送出されるUNIXシグナルです。特に設定しない限り、プロセスはSIGPIPEを受け取ると強制終了されます。そのため、通信が突然切断される可能性のあるTCPサーバにおいては、SIGPIPEを無視するよう設定する必要があります。 # デフォルトの動作(SIGPIPEの場合はプロセスの終了)に設定 $SIG{PIPE} = 'DEFAULT'; # SIGPIPEを無視するよう設定 $SIG{PIPE} = 'IGNORE'; # SIGPIPEを受信した際に実行するサブルーチンリファレンスを # 設定 $SIG{PI