【interview】 常に"発達"の視点を持って患者さんを診ることが, 広汎性発達障害の正しい診断につながる 広沢正孝氏(順天堂大学スポーツ健康科学部健康学科教授・精神保健学)に聞く 「成人の発達障害」や「アスペルガー症候群」といった概念は,社会で何らかの"生きにくさ"を感じていた人々に,その理由を明快に示し得ることから,今や広く一般にも認知されつつある。しかし障害の本質が見えないまま,呼称のみが独り歩きしている感も否めない。本紙では『成人の高機能広汎性発達障害とアスペルガー症候群――社会に生きる彼らの精神行動特性』(医学書院)を著した広沢氏にインタビュー。この障害を正しく理解し,"生きにくさ"を解決するためのヒントを聞いた。 周囲に理解されない人々 ――成人の高機能広汎性発達障害(高機能PDD)の概念は今,一般のマスメディアなどでも話題ですが,どのような障害なのでしょうか。 広沢 高機
トップ > 静岡 > 3月8日の記事一覧 > 記事 【静岡】 自閉症の「目を合わせない」原因を確認 浜松医大教授らが発表 2011年3月8日 脳神経の働きが低下 自閉症の人に見られる「相手と目を合わせない」症状は、神経の働きの低下が原因であることを、浜松医科大の森則夫教授、鈴木勝昭准教授らのグループが初めて確認し、8日発行(日本時間)の米医学雑誌に発表した。 グループは、自閉症の範囲に含まれるアスペルガー障害などの若者20人の脳内を、PET(陽電子放射断層撮影装置)で測定。顔を認識する「紡錘状回(ぼうすいじょうかい)」という場所で、アセチルコリンエステラーゼというタンパク質の量を調べた。 このタンパク質は、脳の活動を調節するアセチルコリン神経の枝分かれした末端部に存在。神経の働きが低下するとタンパク質も減少するが、20人は健常の人に比べ20〜40%も少なかった。また、量が少ない人ほど「相手
「いきいき健康」をご愛読いただきありがとうございます。 当サイトは、2011年12月26日をもちまして終了いたしました。皆様には長らくご愛顧いただき、誠にありがとうございました。 健康関連の情報については、日本経済新聞 電子版・ライフコーナーの「ヘルス」をご覧ください。
シカゴの「Aspiritech」はソフトウェアテスト専門のスタートアップ。アスペルガー症候群の人だけを採用している会社です。なぜかって? アスペルガーの人はソフトウェアテスト技師として有能だからですよ。今さらニュースでもないけど! アスペルガーの人にとってハイテク分野の仕事は「安全感」があって、自分で「コントロール」できると感じるらしく、秀でた能力を発揮することは研究で裏付けられているんですよ。 Aspiritechの創業者Brenda Weitzberg女史はそこを一歩進めた、というわけですね。EREのTodd Raphael記者にこう語っています。 「ハーバード・ビジネス・スクールその他の最新調査でも、アスペルガーおよび高機能自閉症の人はその適性ゆえに、ソフトウェアテストでより優れた能力を発揮することが分かっています。集中力、優れた記憶力、高い知能、技術スキルの強さ、細部を検知する能力
・天才が語る サヴァン、アスペルガー、共感覚の世界 自閉症でサヴァン症候群で共感覚者で、円周率22500桁を暗唱し、10ヵ国語を話す天才・ダニエル・タメットが語る脳の働きと可能性についてのエッセイ集。前作『ぼくには数字が風景に見える』は世界的ベストセラーになった。 最新の脳科学の実験の紹介や、自身の特異な脳の体験に基づく仮説の提示、人間の知性の構造特性の考察、記憶力や創造性の向上に向けたアドバイスなど、博覧強記の天才ならではの幅広い内容になっている。 ベテランの俳優が長い台詞を正確に覚えるコツの話が面白い。彼らは長文を機械的に覚えるのではなく、なぜ登場人物がそれを言うのか、という文脈を理解することで、記憶の「精緻な符号化」を行っているのだという。 「「肉体と精神と感情のすべてのチャンネルを使って、実際にいる相手や、想像上の人物に向かって台詞の意味を伝えるようにしなさい」と指示された学生は、
いじめや児童虐待、発達障害に悩む親子が増える中、武庫川女子大(兵庫県西宮市)が、家庭に対する心理学的療法などの研究拠点となる「総合心理科学館」を新設することになり、1日着工した。こうした心理学の研究拠点では西日本最大になるといい、平成24年春に開館する予定。 同大にある大学院文学研究科臨床心理学専攻や発達臨床心理学研究所、音楽学部の音楽療法部門など複数の心理学関係の研究部門を一元化。カウンセリング機能のほか、講義室や研究室、脳波データ分析室、情報処理室などを設置する。 運営の中心となる発達臨床心理学研究所の杉村省吾所長は「最近は全体の6%の子供が発達障害を抱えている。子供の問題で悩む母親がアクセスしやすいように、研究だけではなく、地域貢献の拠点にしたい」と話している。
アスペルガー症候群や高機能自閉症などの障害を持つ人のコミュニケーション力が、神経細胞を活発化する市販の従来薬の投与で改善されることを、芦屋大発達障害教育研究所(兵庫県芦屋市)と東京農工大大学院生物工学科(東京都府中市)の共同研究チームが突き止め、日本神経精神薬理学会などで発表した。 コミュニケーション障害の効果的な治療薬はほとんど開発されておらず、芦屋大で研究にあたる油井(ゆい)邦雄医師は「障害に悩む人の治療の選択肢を増やすことができる」としている。 アスペルガー症候群や高機能自閉症などを総称して自閉症スペクトラム障害といわれる。研究チームによると、一つのことに熱中、反復するなどの行動障害と他人の言葉の意味や気持ちの理解が困難なコミュニケーション障害がある。脳の神経発達不全が原因とされるが、これまでコミュニケーション障害の治療薬はほとんどなかった。 研究チームは、神経細胞の発達に効果があり
授業が半ばを過ぎたころ、四重に重ねた半透明のシートが配られた。「弱視の見え方や心理を考えてみて」。講師の言葉にうなずきながら、学生たちはシートを目の前にかざし、必死にテキストの文字を読もうとする。 東北公益文科大学(山形県酒田市)で10月9日に開かれた「インクルージョン社会論」の授業。15人の学生が視覚障害者の移動介助や、点字の名刺作りなどを体験した。 「指で点字が読めるのを『すごい!』と言う人がいるけれども、視覚障害者にとっては平仮名を読むのと同じこと。そこが分からないと、すべての人々が排除されることなく幸せに生きられるインクルージョン社会は実現しない」。自らも視覚に障害がある講師が訴えると、学生たちの表情がぐっと引き締まった。 「インクルージョン社会をめざした大学づくり」を掲げた同大の取り組みは、2007年度の学生支援GPに選定された。発達障害など特別なニーズを持つ学生と共に学び成長し
色鮮やかなビー玉やサイコロなどが盛られた皿をはさみ、割りばしを手にした学生が教員と向かい合っている。 「最初はサイコロ、次は貝殻」。教員の指示で、学生は器用なはしさばきでつまみ上げ、別の皿へと移す。「先生よりうまくなったんじゃないか」。教員が言うと、学生の表情が大きくほころんだ。 大阪産業大学(大阪府大東市)の学生相談室で10月12日に目にした光景。学生相談室長でカウンセラーの瀬島順一郎教授(63)にマンツーマン指導を受けていたのは、アスペルガー症候群と軽度の学習障害の診断がある工学部4年の渡辺真さん(21)(仮名)だった。 同大では、発達障害の学生には教員と学生相談室が連携し、学習と生活を支援する体制を整えている。渡辺さんは、苦手な科目の単位がなかなか取れずに悩んだ末、2年生の時、学生相談室を訪れた。 渡辺さんは力の出し方をコントロールしたり、場面に合わせて声の大きさを変えたりすることが
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