古代バビロニアでは、地震と星の動きが関係しているという学説を唱えた人がいました。「プリニウスの博物誌」には、そのことが記録されています。 バビロニアでは数学や天文学が盛んだったが、地震や地面の亀裂などは星の力の影響だと考えられていたそうです。特に、火星、木星、土星の三つの力が作用していると考えられていたと記録されています。 バビロニアは占星術が発達していたことでも有名ですが、占星術では、太陽から離れた遠くの星ほど影響力が強い、という考え方があります。 当時は土星までの惑星しか観測されていなかったはずなので、土星、木星、火星という地球の外側の惑星が影響力を及ぼす、と考えていたところは興味深いです。 現在は廃版になっていて入手できない「大地震の前兆」という本には次のように書いてありました。 バビロニア人たちによれば、これらの星(火星、木星、土星)が太陽とともに進んでいるときとか太陽と一致してい