ビデオ機器の歴史に詳しい人ならよくご存知だと思うが、ソニーにはかつてコンスーマー(民生用)のビデオ(品川系)と放送用のビデオ(厚木系)があった。事業所のあった場所にちなんで「品川」と「厚木」と略して言うことも多い。そのうち民生用のビデオの開発部署から業務でも使えるような製品が生み出され、それが大きな市場になっていき、まさにビデオサロンの読者が使うような製品のメインストリームができていった。たとえば1990年代のDVCAMや2000年代のHDV、NXCAMなどがそれだ。現在では放送用とコンスーマーベースの業務用のストリームは統合されつつあり、明確な区分はなくなっているが、民生系から派生した業務機が映像制作機器を多様なものにして、市場を拡大してきたのは間違いない。「品川の業務用」を長らく担当してきた馬場信明さんにお話を伺うことになった。馬場さんはVTRのメカやカメラの筐体の設計から経歴をスター
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