昨年7月の連載当初から話題を集め、11、12月に発売されたコミックスもわずか3カ月で累計160万部を突破している松井優征さんのマンガ「暗殺教室」(集英社)。タイトルはおどろおどろしく、内容は奇想天外だが、少年マンガの王道を貫き、現代の子どもたちにとって理想の教師像を描いて一躍支持を集めている話題作の魅力に迫った。(毎日新聞デジタル)【写真特集】意外に可愛い? 殺せんせーのどアップが話題の「暗殺教室」のカバー 「暗殺教室」はタイトルと同様にストーリーも奇抜だ。月を7割蒸発させた犯人で来年3月には地球を破壊しようとたくらむ謎の生物「殺せんせー(ころせんせー)」が、落ちこぼれが集まる椚ケ丘中学校3年E組の担任となり、生徒たちは国家からその暗殺を依頼される。暗殺の成功報酬は100億円。殺せんせーの目的や正体は分からないまま、物語は進行する。 一見、タイトルやストーリーは奇抜だが、読み進めると少年マ