スマホ決済「アリペイ」が、企業向けに従業員への給与振込サービスを無料で始める。これを利用すると、従業員は銀行口座がなくても暮らしていけるようになるため、銀行に与える影響は小さくないと支付百科が報じた。 銀行を変えたジャック・マーの「アリペイ」 2008年に、アリババの創業者ジャック・マーは「銀行が変わろうとしないのであれば、我々が変える」と宣言をして、自社のECサイト「タオバオ」内の通貨であった「アリペイ」を街に広げていった。その結果、アリペイは、今では日常消費の主流の決済手段となっている。 ジャック・マーの言葉通り、銀行は変わらざるを得なかった。その原動力となったのが、アリペイ内の余額宝(ユアバオ)という機能だ。これはアリペイの資金を入れておくと、年数%の利息がつくというもの。アリペイから簡単に利用ができる定期預金のようなもの。しかも、24時間いつでも、1元から出し入れ可能であるため、定