「ITを戦略的に活用できない企業は“消えていく4割”にまわってしまう……そんな危機感を持っています」――国を挙げて“攻めのIT”を推進する背景を経済産業省に聞く本インタビュー。後編は、同省が東京証券取引所と協力して「攻めのIT経営銘柄」を選出した背景、そして“意外だった”というその反響について聞いた。 前編はこちら→「このままだと企業の4割が消える」――経産省が“攻めのIT”を後押しするワケ(前編) “攻めのIT”を推進する経産省が、東京証券取引所とタッグを組んで、IT改革に積極的な企業を「攻めのIT経営銘柄」として選出したのは2015年5月のこと。企業や機関投資家からの問い合わせも多数受けるなど、各方面から注目を浴びることとなった。 「攻めのIT経営銘柄」の企画は「企業の経営層にITを重要課題と認識してもらうためにはどうしたらよいか?」という問題意識から生まれたという。「補助金や表彰とい