市川浩さんという哲学者の「身体論」を、中村雄二郎さんという哲学者がまとめた本。全部で3部構成になっているなかの、今日はその1、です。普通に読みやすいかというとあまりそうでもないのだけど、身体についてじっくり書こうと思うとこういうふうになるのは、すごくよくわかる。汎用的に書こうとすればするほど、文章が理科や物理っぽくなる。現象だから。 ここに書く本は「普通に読む」「転記しつつ読む」「ブログに書きながら読む」と、ピックアップしたところは合計3回読んでいることになるのだけど、この本は転記した後で「なんでここピックアップしたかなぁ」と、さらに何度か読んだ。この本の文体が「方程式の解説」みたいな書き方で、読んだときに置き換えて理解したことまではいちいち覚えていないのですが、とくになにか「こういうことかな」と思うことがあった箇所。 いくつか(一部は要約・整形しつつ)ご紹介します。 ここにある「現象主義