小5の手塚治虫さん作「火星人来る!!」 紙芝居の全貌明らかに 小学5年の手塚治虫さんが描いた紙芝居は、光と影が巧みに表現されている 手塚治虫さんが描いた紙芝居の1枚。遠くに広がる街の遠近感を見事に表現している 漫画家の手塚治虫さん(1928~89年)が、小学校5年の頃に描いたとみられる紙芝居の全貌が初めて明らかになった。小学館クリエイティブから21日に刊行された『手塚治虫 創作ノートと初期作品 新発見編』に全編を収録。手塚プロダクション(東京)は「小学生時代の豊かな想像力が伝わってくる貴重な資料。非常にきれいな作品なので多くの方に見てほしい」と話している。 紙芝居のタイトルは「火星人来(きた)る!!」。B6判のわら半紙にクレヨンで描かれており、全部で37枚。宝塚市立手塚治虫記念館(兵庫)の平成6年の開館を前に、手塚プロが手塚さんの自宅で展示用の資料を探した際に発見した。このうち数枚