一枚岩にならんといかんばい!!　福岡ソフトバンクの王貞治会長（６９）と秋山幸二監督（４７）の「ＯＡタッグ」が１日、宮崎キャンプ初日からいきなり実現した。２年ぶりの春季キャンプとなった王会長は秋山監督とともにＡ、Ｂ組をくまなく視察。封印を決め込んでいた打撃指導を行ったばかりでなく、ドラフト１位ルーキーの今宮の動きも絶賛するなど６時間半の「熱血始動」となった。現場とフロントの一体を目指す２０１０年型のホークスがあいにくの雨にも負けず、好発進だ。 ■「黒子」ウエアで あいにくの雨にもかかわらず、心は快晴だ。球界に身を置いて５２年目の春。高ぶった気持ちを抑えきれない王会長は、まさに動き回った。朝の８時４０分に球場入りしてから午後４時に球場をあとにするまで、昼食タイムの２０分間をのぞいて練習の場に立ち続けた。 「みんなトップギアに入っているね。息切れしないようにしないと」。エースの杉内や和田が

野村謙二郎監督（４３）を迎えた広島のキャンプが１日、スタートした。注目のドラフト１位・今村猛投手（１８）＝清峰＝に絶賛の嵐だ。ブルペンで６０球を投げると、阪神、巨人、中日のスコアラー陣は潜在能力の高さに驚きの声。大野ヘッド兼投手コーチは「使って育てる」と、１１日の紅白戦で登板させる可能性があることを明かした。 ◇　　◇ 沖縄でも、広島での自主トレ中と変わらぬクールな顔で投げ続けた。今村は捕手を立たせて８球を投げると「座って下さい」と捕手に要求した。 初のプロのキャンプ、居並ぶ首脳陣、隣で投げる１軍の選手、大量のカメラに囲まれてもマイペース。予定通りのピタリ６０球を終え、マウンドを降りた。 「ギャラリー？気になりませんでした」と、いつものコメント。「最初はペースがつかめなかったけど途中から良くなった」と“デビュー”を淡々と振り返った。 昨春のセンバツ優勝右腕でカープの高卒新人では異