決勝前夜祭を経て、明日29、ナビスコカップのファイナルがいよいよキックオフの時を迎える。前日会見で「浦和にとって難しいゲームになると思うが、若い選手たちが躍動してくれることを望んでいるし、この先のリーグ戦につながるような戦いをしたい」と語ったキャプテン鈴木啓太の言葉に代弁されるように、選手たちは大一番での勝利がリーグ戦の勢いにつながることを感じているはずだ。 対戦相手は2002年、2003年の決勝で顔を合わせた鹿島アントラーズ。1勝1敗の五分で迎える3度目の頂上決戦を前に、浦和レッズのメンバーに意気込みを聞いてみた。 左から永田充、エスクデロ・セルヒオ、平川忠亮、鈴木啓太、原口元気、高橋峻希 準々決勝でセレッソ大阪、準決勝でガンバ大阪を下しての決勝進出。大会を振り返って、決勝まで進めた要因はどこにあると思いますか? 永田充――厳しい闘いでしたけど、1試合1試合を闘って、気づいたらここ