作成者: 上田悦子, 最終変更者: 怡土順一, 最終変更リビジョン: 357, 最終変更日時: 2007-12-26 14:22:07 +0900 (水, 26 12月 2007) ■ 背景と注目物体の分離 OpenCVには,背景差分を計算する際に便利な背景統計量の累積に関する関数が実装されている. 画像中から,変化のない背景領域とそれ以外の領域を分離することは,コンピュータビジョンシステムにおいて多く使用される技術であり,様々な手法が提案されている. OpenCVにおいても,cvauxで2種類の動的背景差分手法が実装されている. ここでは,参考文献[1]で用いられている背景画像の時間的な変化を考慮した動的背景更新によるロバストな注目物体の検出手法を,OpenCVの関数を用いて実装した. この手法では,背景領域画素の輝度 I を以下のようにモデル化している. \overline{I} は輝