矢野経済研究所から「オタク」市場に関する調査結果2008が発表された。最近は日本独自のこうしたコンテンツを国際的に競争力のあるものに育てようとか観光立国のひとつに秋葉原や大須の世界コスプレサミットなどを生かそうという政府の後ろ盾(?)もあってオタク市場は順調に拡大しているようだ。 この調査によると同じオタク系コンテンツでもアダルトビデオや一般にエロゲと称されるアダルトゲームの市場は縮小傾向だ。インターネットの黎明期にはエロがネットと技術を牽引するといわれてきたがことこの調査報告をみる限り最近での牽引役は「エロ」から「萌え」に替ったと見てもよさそうだ。 そして最近特に地方に於いて「萌え」を活用した試みが目立っている(※1)以前に紹介した埼玉県の鷲宮神社の通称「痛い神輿」もそうだが、今年TVが取り上げるほどの話題になったのはJA羽後による「萌え米」である。人気イラストレーターの西又葵さんによる