3.14……と続く円周率を2兆けた以上も計算し、世界記録を樹立したと、筑波大計算科学研究センター(茨城県つくば市)が17日に発表した。これまでの記録に比べ、けた数を一気に約2倍に増やした。ギネス世界記録登録の申請も10日にすませた。 同センターが08年6月に運用を始めた超並列クラスタ型スーパーコンピューター「T2K筑波システム」を使い、2兆5769億8037万けたをはじき出した。検証計算も含め、計73時間36分かかった。従来の記録は東京大情報基盤センターと日立製作所のチームが02年に打ち立てた1兆2411億けただった。 今回の計算は、スパコンの性能評価を目的に行われた。筑波大チームは「計算中に一度も障害は発生せず、システムの信頼性の高さを検証することもできた」としている。(山本智之)
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